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内容説明
とある企業から出入り禁止処分となったスルガシステム社長・六本松。しかし、その企業は大規模案件の発注を控えており、諦めきれない六本松がそのコンペに参加するべく自らの代打として白羽の矢を立てたのは、あろうことか新卒の桜坂工兵だった!右も左もわからないまま、立華や梢の力を借りて提案書の作成をはじめる工兵だったが…。立ちはだかるのは先方の公明正大を絵に描いたような潔癖キャリアウーマンに業界大手の競合企業たち。はたして小規模会社の新入社員・工兵に勝算はあるのか―。
著者等紹介
夏海公司[ナツミコウジ]
兵庫県出身。『葉桜が来た夏』(電撃文庫)で第14回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
78
今回は営業!なんか一皮剥けたというか、やけにカッコイイ工兵くんでした。続きが楽しみです。2022/01/30
えちぜんや よーた
71
1,2巻と読んでいくうちに、「ブラック」から「グレー」になっているような気がする。色が変わっているのは、会社(スルガシステム)が労働基準法を遵守するようになったからではない。主人公(桜坂工兵)が、自らの意志で「提案活動」をしているから。最初は社長から無茶振りされた「やらされ仕事」だったんだけどね。どこで変わったのかは読んでのお楽しみwww2014/05/15
朝夜
69
どんなにキツくて死にそうでも仕事があるのは幸せなんだぜ? 読了。今回は社長の有り難みがわかる営業の話ですね。入社3ヶ月目でやる仕事じゃないですよね- プレゼンで室見が無力と知った時の工兵の手のひら返して丁寧に罵る+無視する感じにとてもデジャブ。うん、よくやるよねw(マテ 工兵の一発逆転のプレゼンはかなり無茶苦茶でしたが大手の人間に一泡吹かせたのはスカッとしましたね。 橋本さんのキャラも「できる女」という感じがしてとても良かったです。続きも楽しみです。2014/01/30
ランタン
42
エンジニアなのに営業するのか。大変だなあ。2016/10/07
よっち
42
いつも仕事を取ってくる社長が、出禁になった企業のコンペに工兵たちを参加させるお話。大企業を見返すために、梢のレクチャーを受けながら取り組んだ初めての提案書は、よく出来てはいたものの大企業相手にはやや決め手に欠ける出来に。でもそこから大逆転が生まれたのは、もちろん立華や梢ら周囲の協力も大きかったけど、諦めず一生懸命アプローチして、そこから活路を見出した工兵の頑張りでした。相手が何を求めているのか、人にアプローチするの大事ですよね。このお話は出てくる人たちが皆仕事にこだわり持っているのがとても好感持てます。2014/02/04