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内容説明
センターを攻撃目標とする謎の集団。電話回線はパンク状態となるが、その裏にはセンターに精通している裏切り者がいると常光は睨む。さらに、その集団の中には凶悪なIPBCが紛れていた。出雲源一郎と名乗る男の声、話す内容は常人には耐えがたい生理的嫌悪をまき散らす。唯一、対等に戦えるはずの常光だったが、出雲にはなぜかいつものクレーム予測が通じない。出雲たちの執拗な攻撃、裏切り者の存在、その裏に隠された意外な真実が明らかになったとき!?待望の第2弾。
著者等紹介
範乃秋晴[ハンノシュウセイ]
福井県出身。第16回電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
16
KindleUnlimitedで再読。ここから続編出なくて残念でした。最後にipbcの正体とか明かされたので、まだまだ続くと思っていたんですけどね。今、範乃秋晴先生はどうしてるのか2023/01/10
フリスビー
12
言葉は人を救うことも出来るが、同時に殺すことも出来る――。主人公・榊原の放つ台詞はどれもキマっていますが、「好きという感情が解らない」と言う欠落した人格が複雑で魅力です。クレーム自体は、前作の方が怖かったかな。しかし悪意を持ったクレームは人を破壊し、死に至らしめるということはより深く解りました。続きそうな感じなので、続編お願いしたいですね。2014/02/02
naolog
5
クレームそれ自体が目的であり手段。日常生活でもそれに近いことはないでしょうか。ストレス社会って何だろうと思いますが、目一杯頑張りすぎて余裕がない気がしますね。のどかなところに行きたいものです。2015/11/03
さっち
4
日常パートも楽しめたアカウントがこちらになります。いじましい宮ノ下さんかわいいっす。いつも通りの読みごたえ。ただ、もっと文を短くしないと読みにくいかなと思った。2011/12/26
papaya
3
IPBC対エマージェンシーカスタマーセンター。かなりのIPBC呉道さんは、榊原に対してどのような攻撃を繰り出すのか。出雲源一郎は、呉道のグループで、総攻撃を仕掛けた、ということだったのかな? 宮ノ内可憐は、榊原さんに猛烈アタックしているようだが、榊原氏には恋愛感情というものがないのか? 設定も展開もなかなか面白いのだが、一読ではいまひとつ理解しきれなかった。2019/02/03