感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
69
敦賀原発襲撃事件が発生し、その事件の内容が作家・当麻蔵人の作品に酷似していることからテロリストの参考になってしまうという理由で彼が良化隊に狙われることに。彼を守ることが図書隊の役目となり物語は始まる。 第一作目から感じていたことだが、日本が良化メディア法が成立する前に同盟国のアメリカからかなりの圧力があったのではないだろうか。完全に社会主義への第一歩な内容だし。それでも完結編として楽しめた。最後はあまりにすんなり納まっていて安心できた。2020/10/29
dolce vita
32
仮に法律によって作家さんが取り締まられるのが現実化したら。情報は操作され作為的なものにしか触れられなくなってしまう。都合の悪いことは伏せられ消される。言論の自由とか表現の自由とか、憲法で保障されている自由についてそれほど深く考えたこともなく当たり前だと思っているけれど、規制が当たり前の社会があることも事実。日本もそういう時代を経て今がある。機転と根性で守り抜いた当麻事件は多くの波を起こしてやはりな結末に。煮えきらない手塚が気になるけれど。2020/06/14
キムチ猫屋
8
ちょっと小難しく思ったより時間がかかってしまった(47歳、頭が固くて情けない)でも、チョイチョイ小出しに出てくる堂上教官と郁のロマンス!もう、何度となく赤面しながらニヤニヤ。そして最後にはキャーーーーと叫んでまった。もう満足ですわ。2016/11/07
アケビヤマネ
6
家からやっと発掘。 革命…今年なんですよね。 逃亡劇とか、ハラハラして面白かった。 やっぱり、少し現実とリンクしてる...気がする(?) 今年いろいろあり過ぎたからな。2022/09/05
米国風短髪猫
6
シリーズはスピンオフ等の話を入れると、もう少し続くみたいですが、本編はここで終了のようです。最後はアクション・逃亡劇、そして恋愛の結末と沢山楽しませてもらいました。いまは、すでに出し終わったシリーズなので一気読み出来るけど、発売を待っていたらとても待ち遠しい日々を課せられたんだろうな。有川氏より、またシリーズ物が出ること期待してスピンオフの別冊図書館戦争も楽しませてもらいます。2016/02/02