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内容説明
摂津の地にて、安倍晴明が遭遇した妖、“白山”。霊峰と同じ名を持つ猛き気性のその妖は、京を舞台に陰陽寮の道士達を襲いはじめる。まず難を受けたのは、陰陽寮の若手、住吉清良。その同僚たる賀茂光榮と、清良の兄である住吉兼良の二人は、憎まれ口を叩きつつも共に調査に乗り出すが…陰陽寮との間に古い因縁を持つ獣、そしてその裏で暗躍する怪しい影。獣と人とを結ぶ絆を前に、光榮は何を思うのか―若き陰陽師達の活躍を描いた「月風譚」待望の第弐幕。
著者等紹介
渡瀬草一郎[ワタセソウイチロウ]
1978年生まれ。第七回電撃小説大賞にて金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のほほん@灯れ松明の火
26
「黒方の鬼」がとても面白かったので、続いて読みました。 こちらも すごーく良かったです。「白山」が、とにかくカッコ良かったです。その白山となんの工作もなしに、真っ向勝負で挑んだ光榮が大好きになりました。 水魚vs.兼良・清明 の戦いがどんな風だったのか とか、八尋のことも気になります。 続きが早く読みたいです!次がでるまで、 本編の方を探してみます。2010/10/25
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
17
どの物語でも安倍晴明が強すぎるけど、この物語は安倍晴明がいい感じで後ろに控えていて良い感じ。このシリーズでの大きな話の対立軸もはっきりしてきたし、続きの楽しみなシリーズとなってきました。んで、本編?の続きはいつ出るんだろう??2010/09/19
miroku
15
守屋→洩矢→諏訪神社、白山信仰・・・、となると水魚の錫杖の遊環さえ深読みしてしまうなぁ。などとコアな夢想をしつつ作品世界に遊ぶ。しかし、しんみりと沁みる良いラストだなぁ。2013/09/07
流咲月
8
発売時、テンションのあがった1冊。やっぱり好きな作品です。人より人らしい白山、生き難そうだけれど、あのような生き方、羨ましい。今回も強烈な山の精達!憎たらしすぎるwwそして、最後の方はウルウル。最終頁、とてもしっとりとした終わり方だと思います。1巻から10日後位の話のよう。1巻読んでからの方が細部まで判って良いと思います。暗躍する人々も登場し、続編が楽しみです。2010/09/27
ソラ
7
【再読】2018/04/28