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内容説明
どん底に落ちる―人生で必ず一度や二度は起きることよね。それは尖った杭を胸に突き刺されるようなもので、とても苦しいけれど―でも忘れないで。苦しみの中にこそ突破口が開けているのよ。あなたはそのための犠牲を払えるかしら。未来をすべて捧げる覚悟が―熾烈な魔女戦争で致命的な一撃を受けた霧間凪。ビートと浅倉朝子の助けを借りての逃避行中にも統和機構の刺客は容赦なく襲いかかる。織機綺は葛藤に苦しみ、勝っているはずの氷の魔女アルケスティスも不安に駆られる…封じられたはずの炎の魔女ヴァルプルギスが企む大逆転が既に始まっていたのだ。超未来の『奇蹟使い』をも巻き込む謀略が世界を歪ませるとき、弱り切った凪は己の正義を取り戻すことができるのか…?“炎の魔女”の物語、第三幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
30
魔女戦争は統和機構を巻き込んで拡大していく。九連内朱巳やリスキィ、さらには末真さんさえ。この巻までなら、統和機構も解体されてしまうような展開。それくらい圧倒的な破壊力の魔女たち。やっぱり一気読みすべきでした。間隔が空いちゃうと、この熱量は伝わらない。2019/05/11
神太郎
20
様々な思惑と新たな敵、マキシムGの登場、そして未来から運命を強引に引き寄せ奇蹟使いを登場させるなど魔女の力のすごさを実感させられる。アルケー有利と思われた戦いもヴァルプルギスが一気に盛り返し、またわからなくなってきた。凪の母親の体を借り顕現したヴァルプルギス。その魔女にいよいよ凪は戦いを挑むことになる。連載小説はクロスオーバーが凄すぎて頭が追い付かない。まさか奇蹟使いまで持ってくるとは…。末真と九連内の邂逅もなんというか感動ですらある。どちらも次のアクシズの候補者同士だからね。2016/07/26
水無月冬弥
16
#ラノベ まさか、炎が氷になるとは、その発想は考えれなかった。ラスボス?候補の末真さんも登場したし、よくわからないけど、別の小説設定の秘蹟遣いも現れたし、混迷極まる状態になってきたなあ 2013/09/08
眠る山猫屋
16
怒涛の三巻。凪の仲間たちが、ダイヤモンズの残党たちが、統和機構の面々が、立場を入れ替えつつ入り乱れて魔女戦争に巻き込まれていく。魔女たちに再編されながら、凪を見つめる面々は己を見つめ直し、そして凪はあきらめない。世界を滅ぼし得る敵なのになぁ。2011/12/16
YO-HEY@紅蓮ロデオ
16
凪が転職。にしても、話自体は凄く面白いんですけど、どこに向かってるのかはやっぱよくわからない…いや、期待はしてるんですけどね。2010/08/13