出版社内容情報
本書は、日本に分布するヘビ類全43種+亜種4種を網羅した、「日本のヘビ」を知るための決定版書籍。最新の研究成果を反映した解説に加え、各種を見分けるために役立つ標本写真と、貴重な生態活動を捉えたフィールド写真を豊富に収録しています。
第1章では、まずヘビの分類体系や進化、種構成などの特徴を解説。そして、北海道、本州・四国・九州、琉球列島、海洋と、生物地理的な特徴や分布を見た上で、鱗や内臓、生殖器、毒牙や毒腺など、形態的な特徴を解説していきます。
第2章では、メクラヘビ科、タカチホヘビ科、セダカヘビ科、ナミヘビ科、コブラ科、クサリヘビ科の6科ごとに、それぞれの種について、分類、分布、形態、生態、毒性などを解説。また、生体写真と、背面・腹面の標本写真、同定に役立つ頭部の体鱗を図解したイラストに加え、捕食や孵化をはじめ、貴重な生態を捉えたフィールド写真も多数掲載。知られざるヘビの姿を紹介します。
第3章では、ヘビに関する文化と毒蛇咬傷について解説。さまざまな地域で、文化の中にたびたび登場してきた動物であるヘビは、多産や豊穣、再生の象徴として認識され、私たちの暮らしの中に根付いてきました。ここでは、縄文土器や『古事記』などの物語、ヘビの呼称の変遷などを見ていきながら、日本文化の中にいまなお息づくヘビについて概説します。「日本における毒蛇咬傷」では、国内で報告された事例をもとに、事故が発生した場面とその症例などを解説。マムシをはじめ、ヤマカガシ、ハブ、その他ペットなどの咬傷、毒性についても解説します。
■目次
はじめに/本書の特長/凡例
第1章 日本のヘビ類概論(分類体系、種構成、生物地理、ヘビの形態)
第2章 ヘビ図鑑(メクラヘビ科、タカチホヘビ科、セダカヘビ科、ナミヘビ科、コブラ科、クサリヘビ科)
第3章 日本のヘビ文化と毒蛇咬傷(日本のヘビ文化、日本における毒蛇咬傷)
コラム:ヘビ類の調査法(1)、ヘビ類の調査法(2)、ヘビに関わる法律(1)、ヘビに関わる法律(2)、日本で見つかった外国産ヘビ、似ている種の見分け方、日本のヘビに関する書籍、ツチノコという存在、ヘビの天敵、奄美のヒメヤスリヘビ、エラブウミヘビ属3種の見分け方、ハブ酒の変化
引用・参考文献/和名索引/学名索引
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内容説明
本書は、日本に分布するヘビ類全43種+亜種4種を網羅した、「日本のヘビ」を知るための決定版書籍。最新の研究成果を反映した解説に加え、各種を見分けるために役立つ標本写真と、貴重な生態活動を捉えたフィールド写真を豊富に収録しています。
目次
第1章 日本のヘビ類概論(分類体系;種構成;生物地理;ヘビの形態)
第2章 ヘビ図鑑(メクラヘビ科;タカチホヘビ科;セダカヘビ科;ナミヘビ科;コブラ科;クサリヘビ科)
第3章 日本のヘビ文化と毒蛇咬傷(日本のヘビ文化;日本における毒蛇咬傷)
著者等紹介
田原義太慶[タハラヨシタカ]
1984年福岡県生まれ。琉球大学大学院理工学研究科修了後、爬虫両生類の写真家・執筆家として活動。日本爬虫両棲類学会会員
福山伊吹[フクヤマイブキ]
1995年神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。専門は東南アジアの爬虫両棲類の系統分類学
福山亮部[フクヤマリョウブ]
1998年神奈川県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程在学中。専門は爬虫類の生態学および行動学
堺淳[サカイアツシ]
一般財団法人日本蛇族学術研究所主任研究員兼所長代理。ヤマカガシやマムシをはじめ、毒蛇咬傷の病理、抗毒素などの研究を行う他、医療機関向けの毒ヘビ対策研修なども行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kaz