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内容説明
兼平久美です。恒例の武道大会の時期なんだけど、私水泳以外はあんまり得意じゃないから、毎年一番層が薄い剣道部門の個人戦に早めに申し込んだの。そしたら突然全国優勝した強豪校が参加してきて、何故か法行君との結婚を賭けて優勝を争う事になって、剣道部のまゆちゃんと伊緒ちゃんも個人戦に回ったり、法行君自身も参戦したり、更には健子ちゃんに会長まで!強い人はクラスの代表として団体戦に出るのが普通なのに、なんで個人戦がこんな激戦区に?こんなの絶対に勝ち目ないよ…。うぅ…。佐藤ケイが贈る、大人気学園群雄戦略ラブコメ第10弾。
著者等紹介
佐藤ケイ[サトウケイ]
11月11日生まれ。第7回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
たとえ邪道であっても,それなりに理論がある方法を選ぶ.言い訳をしていたならば,それを着てくれる人がいたかもしれない.しかし,そこで言い訳をせず,邪道を突き進むというのもひとつの道であることは間違っていないのではないだろうか.2012/01/28
giant★killing
3
まさかラノベで『武士道シックスティーン』並の本格スポ根剣道小説が読めるとは(歓喜)。内容は剣道部のまゆは姉由里との剣道での因縁に決着をつけるため法行を賭けて勝負することを(勝手に)決断。本来ブレーキ役の浄里もP59「恋愛禁止令はこの件に限って例外的に停止とします」こうして平和なはずの校内の武道大会は法行を賭けた女の戦い(賞品の法行も参加w)になった…。卑怯であれ反則であれスポーツとして勝てば勝ちと考える由里と、真剣の代わりと竹刀を構え武士道に則り正々堂々と勝負するまゆ…どちらも間違って無いんですけどね。→2015/05/01
Humbaba
2
世の中は決して平等ではない。弱者が強者に勝つときにはどのような手段を選んだとしても許されるが、強者はただ勝利するだけでなくその勝ち方も求められる。少しでも負ける可能性を下げるためにルールの範囲内で工夫をするのは、強者がやれば評判を下げる結果に繋がる。2016/06/20
_mogura19
2
姉妹が過去の偶然から、すれ違い、お互いの信念再考する。 まず、法行が凄い。あれだけの修行に耐えきるところが凄すぎる。 姉妹の問題が本編の中心だけど、そこはあえて触れない方向かな? ただ、最後の打ち合いというか戦いの時の浜まゆタンは本当に強かった。 剣道話といえばケイ先生ですし。2年ばかり経験があるだけの身としては深すぎるその先生の知識に感服ですね。 イツツベ翁が法行のことわかっててけしかけるあたり、面白い人物であるなと思った!2011/08/29
はつかねずみ
1
初の大人でない名有男キャラ登場。 まあ、二度と出番はなさげだけど。 やっぱりこの学院の生徒の能力がおかしいだけで、他校とかは標準的なんだな。 由里はヒールではあったけど、やってることはルールに則ってルールの中でできる最善を突き詰めてるだけであって非難されないといけないかと言われると……。 一方、会長は経緯はともかく、これで婚約が成立したら悪い意味で悪役になるよなあと。 恋愛禁止をしておきながらも自分が無双できるとわかってる得意分野で優勝したら恋愛してもいいよとか、この流れだけ見るとマッチポンプすぎるわ。2014/03/28