アスキー新書<br> 村上春樹の秘密―ゼロからわかる作品と人生

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アスキー新書
村上春樹の秘密―ゼロからわかる作品と人生

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048685603
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1295

出版社内容情報

国民的作家・村上春樹の作品と本人にまつわる様々なエピソードから、その作品世界と不思議な魅力を読み解くためのカギをわかりやすくガイド。『1Q84』、『ノルウェイの森』、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』等、春樹の全作品を通じて、彼がいかに小説を書き始め、そしてどのようにして現在の作品スタイルを築き上げたかを解説します。現代文学研究の第一人者による、「村上春樹作品を読むのが10倍楽しくなる」ガイドブックです。

内容説明

国民的作家・村上春樹の作品と本人にまつわる様々なエピソードから、その作品世界と不思議な魅力を読み解くためのカギをしっかり、わかりやすくガイド。『1Q84』や『ノルウェイの森』をはじめ、春樹の全作品を読むのがずっと楽しくなる、目からウロコの新情報・新解説が満載。

目次

第1章 謎の作家―村上春樹って実在するの?
第2章 走りはじめた日々―そうだ、小説を書こう
第3章 物語が始まる―作家になるのは楽じゃない?
第4章 不思議の国への招待―そこにはアリスや千尋もいる?
第5章 日本人の心―なぜ世界中で読まれるのか
第6章 愛と性行為―恋愛とは?セックスとは?

著者等紹介

柘植光彦[ツゲテルヒコ]
1963年、東京大学仏文科を卒業、1971年、東京大学大学院国語国文学専攻の博士課程を満期退学。現代日本文学研究の先駆者として、現代文学にかかわる批評・研究や、学会活動を展開した。村上春樹関係の仕事としては、研究の対象としている現代作家は、埴谷雄高・大江健三郎から、よしもとばなな・小川洋子まで、五十人以上にのぼる。現在、専修大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まる

99
村上春樹がどんな作家かをザックリ知るには、なかなか面白い本だった。村上春樹に関する本をいろいろ読んできたけれど、私も知らなかったことが書かれていたりして、興味深かった。ただ、事実とは別に、村上春樹はこう考えていたはすだという著者の思い込みが強い部分もあったりして、その点は疑問を感じるところもあった。2020/01/14

Erika Ushiyama

1
村上春樹ファンでもなんでもないけど、読んでみました。村上さんの生きている環境、性格がよく分かるのは珍しい本かなと感じた。内容は、村上作品にある程度精通しているほうが楽しく読めるのではないかと思います。2014/11/19

くるみるく

1
作者自身を知りすぎると物語自体に入り込めない気がして、こういった本は避けてきました。が、やはり著者の作品群の中から一定のテーマを論じるにはやっぱりその人を知ることが手っ取り早い。情報収集のつもりで読んだうちの一冊ですが、読みやすく、示唆に富んだ本でした。さらに著者が編集している『村上春樹ーテーマ、装置、キャラクター』は、"村上春樹論"により深く踏み込むのにおすすめ。2014/01/11

山吹

0
村上春樹本人が解説本の類を読んでくれるな、とよく書いているので今までその手の本を読んだことが無く、本書が初物。村上春樹を崇めるのでも無く、貶めるのでも無く、分析が公正な感じで面白かったです。作品解説より村上春樹本人についての部分が非常に興味深かった。全然フツーの人じゃ無いですね。本人はわざわざ書くほどのものじゃ無いってよく言ってるけど。(特に子ども時代から学生時代…)2015/10/14

latik

0
村上作品を読んで「なんかすごい!」という気になるのは、「おとぎ話」の要素があるかららしい。不可思議、理不尽、時に残酷なところが「おとぎ話」的。フィリップ・K・ディックの影響について言及されており、ディック好きとしては、こんなところにも!と少し驚き。2013/03/19

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