アスキー新書<br> 医療崩壊の真実

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アスキー新書
医療崩壊の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048680448
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C1247

内容説明

医療崩壊の根底にある、医師不足問題に解決策はあるのか?「医者が逃げ出す本当の理由」を採用コンサルタントの立場から徹底追及。医者・病院の知られざる本音と問題とは?疲弊する現場を支える、今できる方策とは何か?関係者と患者の意識を変える、医療問題をめぐる新提案の書。

目次

第1章 なぜ年収3000万円でも医者は去るのか?(紹介業から考える医師不足の現実;医者の報酬はどれくらいが適当? ほか)
第2章 “聖職”ではやっていけない―医者という孤独な職業(医者になった理由は「成績が良かったから」;職業の一つとして選んだはずなのに… ほか)
第3章 “儲からない”のが当たり前?―病院という不自由なビジネス(医療にはお金がかかる;医療法人も「経営」しなくてはならない ほか)
第4章 医療は“当然のサービス”?―患者も行政も意識を変える時期(どこで「良い病院」を判断するか;「診療所だと不安」という誤解 ほか)

著者等紹介

勝又健一[カツマタケンイチ]
1965年生まれ。1988年株式会社リクルート入社。企業の採用支援業務を担当後、1999年「民間医局」を運営する株式会社メディカル・プリンシプル社創業に参加。「DOCTOR’S MAGAZINE」編集長、麻酔科プロジェクトの立ち上げなど医師専門エージェントとしてのキャリアを磨く。2006年株式会社日本医療情報センター(略称「JAMIC」、現・株式会社リクルートドクターズキャリア)を経て、2008年株式会社Dプラス設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

23
医療のリクルーターという視点から医師の過労と人手不足を分析する。そもそもリクルーターが成り立つのも、医療研修で雇用が義務づけられて、東大を頂点とする医局が研修先を手配し、無償で修行させるという仕組みが崩れたため。良い意味で地方でも若い医師を確保するチャンスが増えている。一方で、患者あっての医師という観点や医師も人間でケアが必要という観点に乏しく、現在は改善されつつあると予想するも、高サラリーを得るための経営感覚も必要と指摘。2021/09/16

おおきなかぶ

3
医師を中心に、薬剤師、看護師、栄養士等の医療スタッフの献身により、現在の医療体制が維持されており、また、安易に救急車をタクシー代わりに要請しない、普段から自らの健康に気を配るなど、我々一人ひとりも、その維持の為に関わっていかなければならない事がよく分かった良書。病院と、医師、医療スタッフの架け橋として、事務長の役割りが重要とも思えた。2017/08/16

サカモトマコト(きょろちゃん)

3
日本の医師不足問題の根底を考察している本。 なぜ日本の医師不足が深刻な問題になったのかについて。行政、病院運営側、医師側、患者側と多方面から考察されています。 この本を読んで患者側の人間である自分に出来ることは医師という職業がどういうものなのかを理解し、なるべく体調を崩さないように体調管理、さらに定期検診を怠らず。万が一病院のお世話になるときは感謝の気持ちを忘れないことだと思いました。2017/01/30

ハックルベリー

2
著者は医師採用コンサルタント。先に読んだ「医療崩壊の真犯人(村上正泰著)」と同じテーマで医者、現場サイドという異なる目線から問題点を指摘。中でも著者は現場サイドの大きな問題として「医者の離職」と「病院経営」の問題を指摘している。前者は病院側、医者同士のフォロー、コミュニケーション不足がその原因(医者も人間であるということらしい)。後者は病院といえども採算が取れなければ続けていけない、そのしわ寄せが患者側に回ってるのだと指摘している。現場の立場にいるからこそ書ける内情が新鮮だった。2010/07/06

くりりんワイン漬け

1
医療に長年携わり現在医療コンサルタント(人材紹介業)の視点から見る医療の現場。医療人を視点に本書は記載されている。今も昔も医療関係の本で書店の良く見える棚におかれる医療関係の本は。医師による搾取、医療制度の問題、製薬会社の問題等ある。後半2つは胡散臭い気もするが、Fieldで医療従事している方々で患者の死と隣り合わせになり日々対応をする専門医の方ほど感謝に値する方々だと感じる。 当然、大学病院、開業医にて考え方の違いもあるだろうし。 大学病院でも権威の固執により国民を何十万と脚気などというもので死なせた機2012/04/27

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