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内容説明
ウィンフィール王国を出たロレンスたちは、北の地図が描けるという銀細工師フランに会うため、港町ケルーベを再訪する。町の絵画商で待つ一行の前に現れたのは、砂漠の民が持つという褐色の肌をした美しい少女だった―。地図を描いてくれるよう頼むロレンスたちに対し、フランはある条件を提示する。それは、天使が舞い降りたという伝説がある村に同行し、その情報を集めること。しかしその村には、ほかにも魔女が住んでいるという噂まであって…?絶好調の新感覚ファンタジー第12弾。ヨイツを目指し、ホロとロレンスの旅が大きく動き始める。
著者等紹介
支倉凍砂[ハセクライスナ]
1982年12月27日生まれ。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
34
Kindle Unlimitedにて。作者さん12冊目。 ウィンフィール王国でハスキンズから異教徒から神の地を奪い返す聖戦を教会が目論んでいることを知り、そしてホロの故郷の場所を正確に知る為に北の地形に詳しく、地図が書ける少女・フランがいる港町ケルーべをを再びロレンス達。そこでフランが地図を書く代価として要求したものは意外なものでしたが、その背景にあるものはなかなか良かったですけど、今回の解決策はちょっと無理があったかな。ただ、ロレンスの背中を押したコルの行動にはグッときましたね。2024/04/24
た〜
33
ますます難解になってきたな―。商売の要素は鳴りを潜めて本格的にホロの故郷探しに舵を切ってきたか。ロレンスは人脈がどんどん広がるな―2015/04/10
いおむ
30
フランがなかなか良かった。ラストにフランと言葉をかわしロレンスが部屋を出たあと、無言のホロと一緒に自分の部屋に戻るシーンが、いつもと違う余韻を感じさせてくれた。長く続くシリーズものの醍醐味です。2022/12/08
Comit
22
積読本〜ホロの故郷“ヨイツ“方面の地図を描いてもらうため、ロレンス一行は、ウィンフィール王国を離れ、港町ケルーベを再訪ハスキンズの手引きで紹介された人物、銀細工師フラン・ヴァネリが今回の主人公。地図を描く条件は、地方に残された天使の伝説の解明。それに絡む森に住む魔女の話、それぞれの結末がうまくまとめられていた。異なる神を信仰する者たちの対立とそれに渦巻く金の動き、一見崇高に見えるけど、俗物的な一面も…負け戦をどう終わらせるか、尻に敷かれっぱなしのロレンスだけど、なかなかの結末では?当初の目的も果たせたし🤭2024/09/17
アウル
22
北の地図を手に入れるため銀細工師のフランとの取引でタウシッグ村へ天使の伝説を調べに行く話。今回は商売と言うよりも完全に詐欺のレベルのような感じ。まあ確かに行商人個人が聖遺物を扱うとなるととれる方法は限られるな。天使の伝説は実際に見てみたいな。2013/08/08