内容説明
誰よりも艶やかに歌う三〇〇歳のプリマドンナ。「時間」を超えるその価値とは何か?カラー写真多数。いまも解明できないその音色の秘密、ニスの謎、億を超える価格…。多くの人を魅了し、人生を狂わせもした至高の楽器。パガニーニなど著名な音楽家やヨーロッパ王室との関係など、所有者と名器がたどった数奇な運命とは。そしてアントニオ・ストラディヴァリは何を成し遂げたのか。第一人者による決定版。
目次
第1章 ストラディヴァリとは何者か(聖地クレモナ;ストラディヴァリの生涯;ヴァイオリン三大名器とは;ストラディヴァリウスの特徴)
第2章 謎と伝説(名器の価値はどこにあるか;木材の謎;音の謎;ニスの謎)
第3章 激動のヨーロッパ史と失われた楽器(スパニッシュ・セット;タスカン・セット)
第4章 楽器は誰のものか?(ヴァイオリンに魅せられた三人;ストラディヴァリウスを所有するとは)
第5章 演奏家が愛した名器(海外の演奏家;日本の演奏家)
著者等紹介
横山進一[ヨコヤマシンイチ]
1947年生まれ。日本およびアメリカで写真家として活躍。74年以降、貴重な弦楽器をテーマに世界中で撮影を続ける。今までに300本以上のストラディヴァリウスに出会い、その成果は『Antonio Stradivari in Japan』、アメリカ・ワシントンDCにある3つの弦楽器コレクションをまとめた3冊の写真集(以上、学研)、『The Decorated Instruments of Antonio Stradivari』(日本アートプラザ)として刊行された。みずからも楽器製作を手がけ、またストラディヴァリ研究家としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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