アスキー新書
適当な日本語

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048672962
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C1281

内容説明

日本語学者として、各国で日本語を教え、たくさんの日本語教師を育ててきた金田一先生が、言葉の疑問に答えます。間違いやすい言葉遣いをはじめ、現代の敬語やKY語の問題にも触れました。また、パソコン&ケータイ時代ならではの、「同音異義漢字」のドリルも収録。さらに、粋に使ってみたくなる日本の懐かしい言葉も覚えれば、あなたも「適当な日本語」が身につくこと間違いなし。

目次

第1章 適当な日本語相談室(駅前で募金をやっていましたが、情けは人のためならず、と思い募金しませんでした。人に手をさしのべると甘えてしまいますよね?;結婚式で、司会の人が「私のような若輩者が役不足でございますが、司会をやらせていただきます!」と言って、がんばっていました。直してあげたほうがいいでしょうか。 ほか)
第2章 今こそ使いたい懐かしい言葉(おおわらわ、おしたじ;隔靴掻痒;じきに ほか)
第3章 パソコン&ケータイ時代の漢字選び(オリンピックの代表選手を会議にはかる;たんすの冬物を片付けて夏物にかえる;遠い国の争いのことを想うと心がいたむ;夏休みに山へ行ってセミの声をとる ほか)

著者等紹介

金田一秀穂[キンダイチヒデホ]
1953年、東京都生まれ。杏林大学外国語学部教授。祖父に言語学、民俗学者の京助氏、父に言語学、国語学者の春彦氏を持つ。上智大学文学部心理学科を卒業し、東京外国語大学大学院日本語学専攻修了。中国大連外語学院、イェール大学、コロンビア大学で日本語を教える。東南アジア諸国で日本語教師の指導に携わる。ハーバード大学客員研究員を経て、2001年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひよピパパ

14
2022年の読み納めは本書になった。表題の「適当」は「適切である」と「いい加減」の両方の意味が込められている。前半は言葉についての相談に答えるかたちであくまでソフトに「適当」な言葉を教えてくれる。後半は同音異義語を例題を使ってわかりやすく解説される。明くる2023年も言葉に敏感に、「適当」に使いこなしていきたいものだ。2022/12/31

ユウユウ

12
〝日本語は適当で素晴らしい〟 #読了 第1章の軽妙さか秀逸。興味深くそれでいて気軽に楽しく読めた。単純な言葉の用法解説にとどまらず、著者の機知に富んだツッコミが思わず笑いを誘う。2021/11/15

ペペ

9
普段、間違えて使っている言葉がたくさんあったので気をつけなければ。2016/07/07

ぐうたらパンダ

4
作者の人柄だろうか、品のある文章で読みやすい。最近の言葉の乱れは云々ではなく、日本語の多様性について説明されており、「適当な日本語」というタイトルがぴったり。使い慣れていると思っている日本語でも、なんとなく使っていて、なぜその漢字を使うのが良いのか知らないことも多い。いちいち、なぜその漢字を使うのかが適切なのかが書かれていて、納得してしまった。2012/07/27

れもん

4
「適当」っていうのはいい言葉だなぁと思う。ちょうどよい加減の言葉。ガチガチでもなくユルユルでもなく。自分の認識にこだわりすぎるのも良くないな、と反省。とても読みやすい「日本語」の本。2011/09/15

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