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内容説明
ふんわりと可憐な容姿に似合わず、日常のどんなものでも分析しなければ気が済まない残念な女子大生、葵子。バイト先で、ふと訪れた喫茶店で、大学の研究室で。葵子は今日もどこからか、日常に隠れた分析の種を見つける。くすりと笑う彼女の唇から転がり出す、冗談めかした分析。それはつまらない日常の色をがらりと変える魔法みたいで―くだらなくって可笑しくて、けれどちょっぴり温かい。軽妙に二転三転する論理が楽しい、おもちゃ箱みたいな日常分析ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
34
デタラメ分析シリーズの続編。大学生になったテルとカモトキ君の話。大学生編という事で前作と比べると全体的に大人しめですが真相を明かさない曖昧な感じは相変わらずで分析が題材の作品ならではの面白さがありました。やり取りはテルとカモトキのイチャイチはカモトキが高校時代よりデレている気がして良かった。残念な点は高校生編のキャラの出番が殆どない事ですね。特に三雫さんの不在は深刻なうさぎさん不足になるので次巻があるなら妹、スエと共に復活させて欲しいな。2014/11/16
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
32
【★★★☆☆】電撃文庫『赤村崎葵子の分析はデタラメ』の続編で、大学生になっても相変わらずなコンビによる分析コメディが楽しめます。 はた迷惑でクセのあるキャラしかいない中で、巻き込まれ系主人公に見せかけてなんだかんだテルの暴走分析に乗ってくれるカモトキくんはある意味ツンデレ、言動にいちいちテル大好きオーラがあふれてて良いバカップルだなとw 巻末の特設コーナー(蛇足)も健在、しかし例によって真相や謎の解釈は読者に丸投げ。初見の人は戸惑うかもだけど、本作はこういう作品ですww2014/08/17
Yobata
28
大学生になったなんでも分析しなければ気が済まない赤村崎葵子は大学生になっても分析三昧の日々を送る。それに付き合わされる加茂十希男と共に無知という恐怖に挑む…。電撃文庫で高校生だったテルとカモトキ君がMW文庫で大学生になって再び登場。テルとカモトキ君のコンビの分析は好きだったので、続きが出てくれて嬉しいなw大学生になったテルは周囲からの目を学び、高校ではやたら構わずやっていた分析をカモトキ君の前でしかしなくなったし,オシャレにも目覚めて大人びたねぇw表紙のテルなんか変貌してるwしかし中身は自分の好き放題に→2014/07/19
ささやか@ケチャップマン
12
「赤村崎葵子の分析はデタラメ」がMW文庫に移籍して、大学生なって続編。まずは続きがでて嬉しい限り。この調子でどんどん売れてほしい。スタイルは変わらないが内容は電撃文庫のときよりもおとなしい感じになっていて軽いタッチ。2巻目のようなカタルシスを期待したいところ。ただ、キャラクタが絞られた分、テルがコメディリリーフとしてよりヒロインとして可愛さが増しているのでそれはほんとグッジョブ。でも三雫さんはどうして出てこないの? え、メインヒロインなんでしょう? え?2014/07/24
るか
11
電撃ではなかったので気付かずに読むのが遅れてしまいました。相変わらずやっていることは変わらないですが前ほど吹っ飛んでない分大人しくなってしまった印象で前のが個人的には好みでした。三雫さんがいないことも残念です。でも続編を期待していたこともありますし読めたことはよかったと思います。大学生になりテルとカモトキ君の関係もちょっと変わってきているようですしその過程を読めたことは嬉しかったです。大人しくなったことも大人になったと考えれば普通のことなのかも知れないですねと勝手に納得してみました。2014/12/07
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