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内容説明
“煉気”と呼ばれる異能力をもった子供たちが集められた“学園”。本土からこの“学園”に入学することとなった岩代零が、真紅のドレスを身に纏う学園の超問題児・新宮百華に触れた瞬間、お互いの思念が相手に映像として伝わってしまう“共振錯覚”によって、極めてデリケートでもだえるほど恥ずかしい秘密を共有してしまうことに―!!秘密をばらされることを恐れた百華はすぐさま零に付きまとい、おかげで学園中の注目の的に!?傍若無人に振り回される毎日の中で、少しずつ心を通わせていく二人。そして零は、学園の真実と襲来する“蛇”の謎、さらに百華が“叛逆少女”と呼ばれる秘密に迫り―。運命を打ち砕く叛逆少女の物語、開幕!
著者等紹介
岩田洋季[イワタヒロキ]
1983年12月13日生まれ。広島県出身。『灰色のアイリス』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
36
「花×華」が個人的にツボだったので岩田洋季さんの次作を手に取ってみることにした…が、これは甘い…笑 というか反則ではなかろうか、ラブコメにおいてね、相手の心が読めるなんて!心の中の葛藤が描けないよ!相手に心の内を分かって欲しいけど分かってくれないもどかしさが描けないよ!…しかし、だ。これはこれで甘い…いやむしろ”より”甘いのだ。なぜなら心の内が全部相手にバレているからだ。好きな人のことなんて常に溢れるくらい考えているのだ。それがバレるのだ。もう、甘いに決まっているのだ。そんなことは二人でやってくれ!!!2015/11/17
よっち
34
煉気を持った子供たちが集められた日本の沖合にある学園。そこに外部からやってきた零と、学園で叛逆少女とされる百華が共振錯覚したことから始まる物語。集められた子供たちが、煉気に惹かれてやってくる蛇と戦うことを当然とする閉鎖的な空間に、疑問を感じる百華や零の感覚は外から見たらある意味当然。急接近した二人の距離感が変化していく描写は良かったですし、今巻で共闘関係になって二人の関係の方向性は見えましたが、これから厳しい戦いになっていきそうな予感の中で、周囲との関係を含めた物語の方向性をどう構築していくのかですね。 2014/06/13
まるぼろ
30
煉気と言う能力を子供の時に埋め込まれた<子どもたち>がある目的の為に集められている学園島にて、外部入学生の岩代零が新宮百華と出会うのだが…と言った所から始まるお話。バックボーンは結構シリアスだし、何故煉気持ちしか襲われないのかとか色々とまだ謎も多いですが、主に「共振錯覚」によるこっ恥ずかしい描写のお陰でそれ程深刻にならずに読むことが出来ました…w まぁそんな能力のお陰で今後こっ恥ずかしいバカップル物になりそうな予感がプンプンしますが、過度に甘すぎずそれでいてこっ恥ずかしい面白い作品で次巻も期待です…w2014/12/05
アウル
28
異能力系バトルがメインがと思いきや主人公とヒロインがイチャイチャする方がメインの話。始めの方は微妙かなと思っていたが後半から面白くなってきたな。周りの子供達が理不尽を理不尽と思わない中で百華だけが叛逆している理由も良かったし今後どうなるかも楽しみ。記憶、思考がお互いにダダ漏れでそれを確認しあうシーンはなんかこっちも小っ恥ずかしい感じになるな。2014/11/22
中性色
23
花×華まだ読み切ってないけどこちらも。当初は作者からちょっと敬遠してたけど、あらすじを見て気になったので。とりあえず面白いというかなんというか悶えごろごろ100m走で新記録出すためのお供にピッタリ!(何がだ)。しかし百華に関してはもちろんというか、ここまで某ツンデレ声優的なキャラが出るのも久しぶりじゃなかろうか。まぁとりあえず、いただきます!(何がだ)。読み進めてるうちは小町とも共振感覚が出るなら面白そうとはおもったけど、これはこれでいいかな。しかし、もしアニメ化になったら薄い本が出るな……。2015/04/08