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出版社内容情報
木崎 ちあき[キサキ チアキ]
著・文・その他
内容説明
福岡は一見平和な町だが、裏では犯罪が蔓延っている。今や殺し屋業の激戦区で、殺し屋専門の殺し屋がいるという都市伝説まであった。福岡市長のお抱え殺し屋、崖っぷちの新人社員、博多を愛する私立探偵、天才ハッカーの情報屋、美しすぎる復讐屋、闇組織に囚われた殺し屋。そんなアクの強い彼らが巻き込まれ、縺れ合い紡がれていく市長選。その背後に潜む政治的な対立と黒い陰謀が蠢く事件の真相とは―。そして悪行が過ぎた時、『殺し屋殺し』は現れる―。第20回電撃小説大賞大賞受賞作。
著者等紹介
木崎ちあき[キサキチアキ]
第20回電撃小説大賞“大賞”を受賞し『博多豚骨ラーメンズ』でメディアワークス文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そる
230
一応ラノベの分類なのでしょうが人殺しすぎの死にすぎ。逢坂剛の「百舌シリーズ」のようにサクサク人が死んでいく。バックが偉い人って事でも両者は同じなのにあちらはシリアス、こちらはなんだか軽い。しかし登場人物のばらまいたものが全て繋がりムダな話はひとつもない。いわゆる「伏線の回収がすごい!」状態。かなりのばらまきなのに残らず繋がるので感嘆が漏れ、スッキリする。「「ひとりで何でもできるみたいな顔しとるばってんくさ、人間はひとりじゃ生きていけんとよ」(中略)「あんたはもう少し、人を頼ることを覚えた方がよかばい」」2019/07/16
giant★killing
146
再読。明日から福岡に行くので、その予習・復習にw 内容は人口3%が殺し屋の街・博多を舞台に、殺し屋、復讐屋、情報屋、拷問師、スリ師、刑事、私立探偵たちが、福岡市長選挙を中心とした事件に巻き込まれていくという群像劇スタイルのお話。ブラックユーモアに富んでいる上に、福岡の方言や地域性を丁寧に描写している点が、ひじょうに自分好みで面白かったです^o^。リンちゃん(本名 林憲明♂)は、主人公であり、ヒロインという一粒で二度おいしいキャラクター。馬場に上手くコントロールされちゃっているリンちゃんマジちょろインw →2016/07/12
とし
144
初読みの作家さん、食べ物にまつわる物語と思って読み始めたのに、殺し屋のお話、別々の組織、探偵、刑事、復讐屋、拷問師、情報屋、最後はひとつにまとまって草野球チーム(豚骨ラーメンズ)に最後にもう一の落ちが・・テンポが良く面白く読めた。2015/06/18
ゴンゾウ@新潮部
106
タイトルからは全く想像できない内容だった。福岡を舞台にした殺し屋達の物語。序盤は登場人物が多くどのように収束して来るかと思っていたが上手くまとまった。最後は延長戦にもつれこんだが最強の野球チームが結成された。大好きな福岡を訪れたい。2017/06/04
ううち
90
ラーメンの話だと思ってました。キャラが濃くて魅力的で、仕掛けが面白くてテンポ良く読めて楽しかったです。福岡面白いですね(笑)ちょっと怖いけど行ってみたいです。明太子食べたい。2014/04/06