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内容説明
王子様と見紛う美形の探偵・上倉悠貴がオーナーの喫茶店。そこでウェイトレス兼探偵助手を務める小野寺美久。文句ばかりのちぐはぐな二人が、ふとしたミスで密室の倉庫に閉じ込められてしまう。慌てる美久だったが、しかしそれをきっかけに、美久と悠貴の距離がほんのすこしだけ縮まるのだった。ようやく息が合ってきたかにみえたその矢先。吉祥寺の秋祭り会場で、悠貴とはぐれた美久が事件に巻き込まれてしまう。そんな彼女を救ったのは、悠貴とは趣の異なる、もう一人の『美青年』で…。今回の謎解きは、いつもよりすこしビターな薫りでお届け。
著者等紹介
近江泉美[オウミイズミ]
2012年『小悪魔ちゃんとMPOの少年』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
80
元恋人の「君が僕を忘れられなかったら、僕は夏にまた君に恋をする」という遺言の意味は?どんな難題も悠貴は即座に解決。その言葉の意味が明らかになった時、恋人の愛情の深さに胸を打たれ涙が溢れた。/突然閉じ込められた悠貴と美久。なんだかちょっと距離が縮まった?/ヤバい状況の友人を助けてほしいとの依頼。見事な洞察力推理力であっさり解決するも、途中ではぐれた美久が危険な状態に!悠貴だからすぐ探し出せるだろうけど、彼が焦るなんてね。しかも繋いだ手を離さないなんて♡。怪しいセイの登場、携帯電話も然り、まだまだ謎が多いな。2019/04/24
優愛
59
一話の謎。亡くなったあの人からの言葉「僕は夏にまた君に恋をする」ありそうで無い、花が鍵となる素敵なお話でした。セイ君…なんて素敵な救世主!と思ったらまさかの悪役でした(笑)でもきっと悪い人じゃない、素直にそう思えたこの気持ちを信じたいです。「あなたのこと、わかったふりしたくない」美久の言葉はいつだって真っ直ぐでそれでいて大切なことに気づかされるのです。2014/09/19
hirune
48
謎解きは面白いけど、どうもツンツンケンケンした人が多くてちょっと苦手なんですよね^^;前巻まではこんなに口が悪くて意地の悪い悠貴のどこが良いのかと思ってましたが、今回は美久のどこが良いのかわからなくなっちゃった。だってトラブルに巻き込まれるのって完全に自業自得だよね??何にもできないくせに闇雲に突き進む娘っ子を連れ歩くのは危険だと思うんだ★あと、スイフヨウは近頃好きな花なので出てきて嬉しかった♪2016/09/08
ぽぽ♪
39
図書館予約の関係で、4巻を先に読みましたが、この巻が一番面白かったです。美久と悠貴の距離も少し縮んだし!私的にハーブティが一番好きです。2014/11/06
hnzwd
38
第三弾。過去のエピソードを匂わせる展開が楽しいです。毒舌はちょっと控えめのイチャイチャ展開が(∩∀`*)2013/12/15