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内容説明
『まあ、せいぜい楽しもうじゃないか。場合によっては、人生最後のゲームになるかもしれない。もう君らは自分の命をチップに変えているのかもしれないぞ』いよいよ始まるカジノパーティー。ラーズランスと呼ばれる新しいホテルに、引き寄せられるかのように集結していくフライング・プッシーフット号やミストウォールの関係者たち。それは果たして裏に隠された誰かの思惑なのか、それとも運命なのか―。一方、メルヴィと名乗るルノラータ・ファミリーのディーラーに襲撃されたマルティージョ・ファミリーの面々。混乱の中、フィーロは怒りと覚悟をもってカジノに乗り込んでいくのだが…。そして、ギャンブルが始まる―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
34
裏社会の住人達による物騒でド派手なバカ騒ぎ物語。様々な思惑が入り乱れたカジノパーティがいよいよ始まる話。なんていい所で終わるんだ。完全にお預けを食らった気分。しかし幕をあける準備に3冊使っただけあって、この段階から既に面白いですね。1930年代の総決算に相応しいバカ騒ぎになる事間違いなしな空気をビンビン感じちゃいます。主役級、サブ、小物全員入り乱れとるので、今後の展開が全く読めないのも素晴らしい。成田さんの群像劇は、地味な時でもちゃんと読み応えあるから最高やね。早く続きを読みたくて仕方がありません。2016/07/12
星野流人
33
なんとまるまる1冊使っての、バカ騒ぎのフィナーレに向けた準備の巻。これまでこの作品に登場してきたオールスターが次々と集結してくる様はシリーズを追ってきた身としてはワクワクが止まりません。いやキャラクターもこれまでのエピソードも多すぎる! これだけ壮大に広がっていく物語もなかなか見られるものではないので、とにかく楽しみですね。賽は投げられた、ということで、もうあとはそのすべての収束するさまを思う存分見届けたいと思います! ということで近いうちに1935-D読まなければ……!2020/10/10
END
19
やっと追い付いた〜!!今月だけで15冊!遂にカジノも始まって……と、思ったけど、今回はこれといった見せ場もなく終了してしまった感じ。この感じだと次のDでは終わらないだろうね。本編とは関係ないけど、ラストのトランプのイラストが好き♪1932意外のキャラもまとめてイラストにしてほしい。寧ろ、図鑑を出そう!!2013/10/28
薫子
15
バカノ、とても好きなんだけど、1/3過ぎるくらいまで集中出来ないのは何故だろう。とはいえ、後半はガッと入り込んで読みました。いろんな場所で蒔かれる種。それが少しずつ芽吹いていってる感半端ないですね。これらがグルグル馬鹿騒ぎしながら集結し終結していくのかと思うと、今から鳥肌たちまくります。しかーし!イラスト付きの人物相関図が欲しい!誰か、はよ!2013/10/29
なめねこ
12
1900年代以下の登場人物達が勢揃いで最後の馬鹿騒ぎがどれほどになるのか想像もできません!!あのキャラとあのキャラが関わっちゃうの?ってすごく興奮しながら読めました。自分的にはリーザとフィーロの関係がどうなるのか気になります。あと、ガンドールに雇われた殺し屋達が大好きなやつばかりだからどうなっていくのか楽しみ。絶対にDで終わらずにEに続きそうだな2013/10/29