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出版社内容情報
傑作ミステリ復刊、魔術師と“D”の物語!
俊英久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。魔術師と“D”の物語!
西洋文化史の異端の系譜「魔学」を説く、風変わりな青年教授。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の復刊第3弾。
学園祭という日常の非日常で起きる奇妙な監禁事件。それに二人が関わると展開はもう予測不可能!
ソリッドシチュエーションをあざ笑う奇抜な設定に幻惑され、めまいを起こすこと間違いなし。現実と虚構の境界が曖昧になり、読んでいる者も狐につままれる。衝撃のラストは必見!
※2006年4月刊行の電撃文庫『トリックスターズD』を加筆改稿ののち復刊。
内容説明
西洋文化史の異端の系譜「魔学」を説く、風変わりな青年教授。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の復刊第3弾。学園祭という日常の非日常で起きる奇妙な監禁事件。それに二人が関わると展開はもう予測不可能!ソリッドシチュエーションをあざ笑う奇抜な設定に幻惑され、めまいを起こすこと間違いなし。現実と虚構の境界が曖昧になり、読んでいる者も狐につままれる。衝撃のラストは必見!
著者等紹介
久住四季[クズミシキ]
『トリックスターズ』(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
96
1作目も2作目も驚かされたけど、今回が一番吃驚させられた。作者の仕掛けに振り回され、揺さぶられ、読んでいる自分の「記憶」にさえ自信がなくなり、不安になる始末。そしてラストのどっか~ん!に「ああ、やっぱり魔術か!」と唸らされた。作者のまえがきを読み返して、うんうん!と深く頷く。またまた騙されたが、とても気分がいい。2016/04/20
hnzwd
48
シリーズ第三弾。大学の文化祭当日、推理研の学生達がなぜか校舎に閉じ込められ、、という魔術による冬山の山荘パターン。トリックはともかく、作中作とか、メタ小説な感じとかがとても好みでした。『匣の中の失落』とか、辻真先さんの某シリーズとか、、、褒め過ぎでしょうか。前2作を読んでるとより楽しめる、というのはただの宣伝文句ではないので、気になる方は最初からの方が。2016/04/07
まりも
42
西洋文化史の異端の系譜「魔学」を教える魔術師の教授と、その生徒が摩訶不思議な謎解きを見せる物語の3冊目。いやはや、これは完成度の高いメタミステリーですね。前2作をこんな方法で物語の中で活かすとか流石だわ。一人、また一人と減っていく状況から来る緊迫感、読んでいる最中にどんどんと増えていく違和感、そしてそれらを一気に解消させる終盤の展開と真相には驚かされたし、同時にスカッとした気持ちになりました。どれだけ予想しても、その予想を超えた展開になるからこの作品好き。周くん狙われとるし、次巻も楽しみです。2016/03/01
ダージリン
28
作中作にばかり警戒していたけれど、そういうオチですか~騙されました。しかも最後にまた頭をひねる破目になりましたよ(笑)。そして次はリアルタイムで先生に活躍してほしいな~♪2016/03/13
tario
23
一番ミステリっぽい!あとがきの綾辻さんの館シリーズをリスペクトしたってあるけどこの吸収力はすごいです。次回作楽しみだなぁ2016/04/03
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