メディアワークス文庫<br> 復讐ゲーム―リアル人間将棋

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メディアワークス文庫
復讐ゲーム―リアル人間将棋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048654647
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

将棋部に所属する南と後藤は、お互いの彼女を連れてダブルデートを重ねるなど、高校生活を謳歌していた。しかし、文化祭の準備で学校に泊まりこみとなった夜、恐るべき復讐劇に巻き込まれれる――。

内容説明

将棋部に所属する南と後藤は、お互いの彼女を連れてダブルデートを重ねるなど、高校生活を謳歌していた。しかし、文化祭の準備で学校に泊まりこみとなった夜、恐るべき復讐劇に巻き込まれる。リアル人間将棋―それが復讐のために用意された舞台だった。取られた駒は死ぬ、という仕掛けのもと、南と後藤は駒となった恋人を守るため死力を尽くして対局に臨む。一手一手が生死を分ける、待ったなしの人間将棋の結末は?戦慄のリアルゲーム×サスペンス・ストーリー!

著者等紹介

青葉優一[アオバユウイチ]
1977年11月1日生まれ。『王手桂香取り!』(電撃文庫)で第20回電撃小説大賞“銀賞”を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

32
爽やか青春将棋小説を書いた作者さんの新作は、将棋を使った復讐デスゲーム作品。前半と後半のギャップが激しすぎる。サクサク人が死んでいくことに加えて死ぬ間際の人間の絶叫がこれまたエグい事になってるし、物語の結末も救いがないという徹底した鬼畜仕様でした。爽やかな読後感は皆無ですが、デスゲームと将棋を組み合わせた展開の巧さであったり、前半のバカップル青春劇は作者さんらしくて良かったと思う。面白かったけど、この作者さんにはもう少し爽やかな作品の方があってる気もしますね。次回作はどんなのでくるのかな?2015/09/26

coco夏ko10角

26
平和な日常との差を…かもしれないけど、デスゲーム始まるまでが長い。人間将棋は駒になってる人のほとんどが将棋のルールを知らない・自分がどれくらい安全か危険かが分からないヒリヒリ感がよかった。でもこの固定してる状態でも雑巾絞りとか胡桃割りとか色々殺害方法はあると思うんだけど、一種類だけなので途中から作業になってしまったのが残念。 『王手桂香取り!』は〈第一部・完〉で止まってるけど、あとがきの様子だとやっぱり二部はないのかなぁ…と。2015/11/11

アウル

22
悪くはないんだけどもと言ったところかな。作品の展開など土橋さんぽい感じで書かれていて結構好きなんだけども、前振りが長すぎてタイトルである復讐ゲームの内容が大分と薄くなってしまっているな。殺し方もワンパターンだし最後の方は殆ど流れ作業感だったような気がして仕方が無い。2015/10/07

giant★killing

18
内容は陰惨な虐めに遭い不登校になった箕輪芳次は自分を虐めた奴らへ、そしてそれを隠蔽した人間への復讐のために、取られた駒は死ぬという≪リアル人間将棋≫という舞台を作りあげる。その対局者に選ばれてしまった主人公の南は親友の後藤を相手に駒になった恋人を助けるため、命懸けの対局に臨む…。前作『王手桂香取り!』のさわやか将棋青春ストーリーとは対極的な内容に当然戸惑いましたが…まぁコレはコレで面白かったです…。人間の自己中心的な、生に対する醜い執着を、この極限状態のデスゲームを使って上手いこと引き出せています。→2015/10/10

T.Y.

16
復讐のために仕掛けられた、人間を駒に見立て、取られた駒役は死ぬ人間将棋。将棋部の南誠一郎と後藤信二はそこで対極を強いられる。スリラーらしい極限での人間心理描写、それをいじめを黙認する構造と重ねるセンス、特定の駒を守らねばならない制約付きでの対局の魅せ方といずれも中々の出来。ただ、事情は容易に読めるのに肝心の復讐ゲームが始まるのが半ば過ぎと遅いね。前半のカップルの日常、買い物に付き合うつまらなさといった生々しさにもセンスは感じられ、後半への布石も活きているものの。後はオチにもう一捻りあるかと思ったんだが。2015/09/26

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