メディアワークス文庫 オーダーは探偵に―謎解きは舶来のスイーツと

近江 泉美【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2015/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 306p／高さ 15cm
• 商品コード 9784048654395
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

喫茶店エメラルドに、金髪碧眼の美少年・ダニエルがやってきた。美久との縁で悠貴たちと同居することになった彼は、ウェイターとして働くことに。客からは「選ばれしイケメン店員しかいない喫茶店」と噂され……。

内容説明

いつもは静かな喫茶店エメラルドが、大盛況となっていた。沢山の女性の中心にいるのは、王子様探偵・上倉悠貴…ではなく、柔らかな笑顔を浮かべる金髪の青年で？その青年―イギリスからの留学生・ダニエルは、美久との奇妙な縁で居候兼ウェイターとして働き始めていた。いつしかここは「選ばれしイケメン店員しかいない喫茶店」と噂され…。そして、今日もエメラルドには、依頼が舞い込んでくる。紅茶とレモンパイの香りがやさしく広がる喫茶店で、謎解きはいかがですか？

著者等紹介

近江泉美［オウミイズミ］
２０１２年デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[りゅう☆]

訳あって悠貴宅にホームステイすることになったダニエル。祖叔母を初恋相手に会わせたいという依頼の手紙に隠された秘密。相変わらず悠貴の洞察力はスゴイな。お人好しの美久は詐欺師に騙され給料を渡してしまう。だが詐欺師の言葉を信じ待ち続ける。呆れて怒り心頭の悠貴だったが、並外れた観察力で詐欺師を捕まえ返金させた。ダニエルの帰国が近づくにつれ、時々美久に見せる本気の冷淡モードはなぜ？ダニエルの長年の勘違いを覆した悠貴の推理力は感服。でもどうも美久に好感が持てず、高熱を出した悠貴の看病の時のドキドキに読んで鼻白んだし→

2019/06/11

[hirune]

詐欺にあった被害者にはその事実を確りと自覚させないと！美久は大学生の若さでオレオレ詐欺にも引っかかりそうだよ^^;こういう奴が連帯保証人になっちゃって身包み剥がれ家族も巻き添えに不幸になるのよ。とはいえ、高校生？にもなった金髪碧眼でマザコンの大きな幼児にやつあたりされるのは気の毒だけどねぇ。美久は本当の本当にバカなんだから、悠貴は目を離しちゃダメだよ。。

2016/10/30

[はな]

図書館本。金髪碧眼少年の新キャラも登場してきました。今回は悠貴の熱でちょっと２人の距離が縮まったような気もして恋の発展があったりするのかな?と思いつつ読みましたが、そこまではなく。美久の純粋さというかまっすぐな感じは高校生とかぐらいまでなら可愛いにとらえられそうだけれど、実際社会人となるとやや不安な感じもするんですよね。そんなところも可愛いとか素直でいいなって思いたいけれど、実際年齢を加味して幼いでしょう?と思ってしまうのです。。。

2015/11/30

[ゆきおんな]

美久ちゃんの純粋さに脱帽でした。次元が違います。おいしそうなスイーツだけでなく、美久ちゃんを取り巻く温かい気持ちがとても魅力的なお話でした。新たな問題発覚でまだまだ面白くなりそうで、続巻がとても楽しみです。

2015/11/13

[こーた]

シリーズも早６作目。美少女とイケメンだらけのカフェって、繁盛しないわけがない。今回はエピローグに驚かされました。レモンケーキ食べてみたい。

2017/05/03