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出版社内容情報
東京の片隅にある神社で、管理人として細々と暮らす青年・和己。三匹の“化け猫”たちとの喧嘩が絶えない生活にも慣れてきた、ある秋の日、その事件は起こった! 猫との奇妙な生活は、まだまだ続く……!
内容説明
東京の片隅にある神社で暮らしている青年・和己。虎、グレイシー、グレイヒーという三匹のフテブテしい“化け猫”たちとの喧嘩が絶えない生活にも、なんとか慣れてきた、ある秋の日の物語。二次元キャラとの挙式を申し込む、真面目そうな青年。いつもひとりで神社に足を運ぶ、寂しげな少年。そして、かつて和己を会社から追い出したヤリ手のパートナー。さまざまな人間が訪れ、愉快な騒動を巻き起こしていく―。さあ、化け猫たちと一緒に、あなたもホッコリしよう!!
著者等紹介
有間カオル[アリマカオル]
東京都出身。法政大学哲学科卒。2009年に『太陽のあくび』で電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優花 🍯モグモグ
71
ふてぶてしい化け猫達なんだけれど心優しい化け猫達。とくにグレイシー&グレイヒー子猫の化け猫は憎たらしい口の利き方は悪いけれど。そこが堪らなく可愛い。サラッと読めて化け猫達の魅力にドンドンハマっていきそうです。2017/08/17
papako
69
シリーズ2巻。今度は小学生の男の子。岩崎が裏切られたという友人も登場。2次元の嫁と挙式したいという人も。虎は馴れ合わないけど人をちゃんと見ている。連携していないけれど、2人で問題を解決する。結婚式、ちょっとうるっとした。いい事しようとか、よく見てもらいたいって思わない岩崎が少しずつ変わっていくし、周りを巻き込んでいる。招き猫神社ではネズミに願いごとが書かれている。グレイ×2匹は癒しだけだな。コタツ、良かったね。2019/01/18
cozicozy
50
書店の新刊コーナーで出逢いました。気になった作品2冊ともに、続きものでしたが、こちらは、2巻目を購入。もう一冊は、1巻目を購入。■2巻目から読み出しても、過去の物語を知っていれば、より感じるところがあるだろうとは思いますが、2巻から読んでも面白かったです。三匹の化け猫さんと主人公の青年の日常に起こる事、それと心模様。化け猫さんたちの時間軸、人間である主人公の時間軸。過去を振り返る時、後悔の念を持つのは皆同じ。時間に待ったはありません。 コメントへ続く>>2015/07/28
はな
39
図書館本。猫神社の第2弾。前作は主人公キャラにちょっとなじめなかったけれど、今回は結構すらすら読めました。今回は二次元の女の子と結婚式をしたがる男性と悩める小学生。そしてかつて和己の仕事のパートナーも現れてテンヤワンヤ。以前より少しだけ成長して対応できたのではないかなと思います。2016/01/08
あゆみ
35
★★★★☆ 相変わらず妖猫たちはかわいい。和己が少しずつ成長していて1巻より楽しめる。「この程度でいいか、と思った時点で人は堕落し、自分に負ける」という和己の向上心には好感が持てる。この本に限らず小説の中で母子家庭の子どもが母親に迷惑をかけないようにと自分の気持ちを抑えて我慢する健気な姿は読む度に心が打たれる。2016/04/14