内容説明
SF界の巨匠が解く地球と宇宙12のミステリー。
目次
失われた猿人
奇現象の陳列棚
古代の超技術
深海の大怪物
巨石の列と輪
湖沼に棲む怪獣
図形のある風景
幻の動物を求めて
シベリア大爆発
空翔ける物体
不可思議な天空
地中の巨人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
9
作者がSFを書いたのは壮大なほどの長期的スパンで物事を考える傾向があったからだと言われる。技術的観点は遠い未来を見据えた人類の生活の進歩を、生物学的観点からは人類で終わった進化論のさらに先の進化について思いを巡らしていた。そんな作者が超常現象に向かう時、性急に真偽を問うことはない。1980年、超常現象に関するTV番組のホストをした作者は超古代文明、未確認動物、UFO、空から生き物が降ってくるファフロツキーズ現象等について、解明済みの事象と未解明の事象を明確にし、後の解明に向けて謎を未来に引き渡そうとする。2023/10/25