出版社内容情報
魔物を制御するために歌い続けるイーリャ。歌うたびに魔力が擦り切れて体力も限界に近付いていく中、なんとか自らを鼓舞させる。しかし健闘むなしく、乱暴に抱いてきたトラゴーが使う炎に命を狙われ絶体絶命の大ピンチ――。そこに現れたのは、漆黒の軍服に雪のような銀髪、ぞっとするほど冷え切った声……これが戦場の銀氷の騎士! 「俺に君を愛させてくれないだろうか?」シアンの言葉に、胸の奥が痺れるように熱くなる。凍らせたはずの想いが溶け出して――。
素直になれない孤独な娼婦と、冷徹な仮面に無垢な想いを隠した騎士の切ないピュアラブストーリー第三巻!
【目次】



