出版社内容情報
本当はずっと、さよならしたかったんだ。
――此見えこ史上最も切ない、「決別」と「再生」の物語。
博多に暮らす高校1年生の白崎結芽は、言葉を話すことができない。
中学時代のある事件をきっかけに、声を出せなくなってしまったのだ。
ある朝、どうしても学校に行けず教室から逃げるように訪れた公園で、不登校の中学生・くるみと出会う。
近い境遇に意気投合する2人だったが、くるみの兄は高校でアイドル的の存在の三年生・須賀雅也先輩だった。
2人との出会いで大きく動き出す結芽の人生。
しかし平穏な日々は唐突に、そして残酷に終わりを迎える――。
切なくも驚愕を伴うラストを、あなたは予想できるか。
儚くも美しい青春を描き切る、此見えこ新境地!
【目次】
第一章 わたしの声
第二章 ひとりじゃない
第三章 好きなひと
第四章 ふつうのこと
第五章 つながる
最終章 この声で、伝えたい
あとがき
内容説明
本当はずっと、さよならしたかったんだ。福岡に暮らす高校1年生の結芽は、言葉を話すことができない。中学時代のある出来事をきっかけに、声を出せなくなってしまったのだ。ある朝、教室から逃れるように訪れた公園で、不登校の中学生・くるみと出会う。意気投合する2人だったが、くるみの兄は高校でアイドル的な存在の3年生・須賀先輩だった。2人との出会いで大きく動き出す結芽の人生。しかし平穏な日々は唐突に、そして残酷に終わりを迎える―。予想外の結末は、此見えこ史上最も切なく、温かい。声を失った少女が運命を切り開く、“決別”と“再生”の物語。
著者等紹介
此見えこ[コノミエコ]
2020年『きみが明日、この世界から消える前に』でエブリスタ小説大賞×スターツ出版文庫大賞〈青春部門〉の大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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