内容説明
人気者の双子の妹との確執、うまくいかない恋と人生。しかし、ジュリーが閉ざされた扉に手をかけた時、ドラマチックな運命が動き始める…!全米の書評家を唸らせた、かつてないスピードとサスペンス!今、最も注目される実力派作家デビュー作。
著者等紹介
フォーティア,アン[フォーティア,アン][Fortier,Anne]
デンマークで育ち、2002年映画業界で働くためにアメリカに移住。映像作品に、エミー賞を受賞したドキュメンタリー「ファイアー&アイス」(共同プロデュース)などがある
中谷ハルナ[ナカタニハルナ]
英米文学翻訳家。成蹊大学文学部卒。数多くのミステリ、ロマンス作品の人気作を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまご
18
          
            14世紀と現代と,行ったり来たりしながら,歴史あり,サスペンスあり,ロマンスあり,冒険あり,と,盛沢山でした.突っ込みどころありますが,楽しかったです♪ シエナに行ってみたいなあー.500段のマンジャの塔登れるかなー.2017/01/14
          
        寧々子
11
          
            下巻の方が意外性があり二転三転するので面白かった! けどサスペンスと呼ぶには緊張感が足りないし、間延びしてる場面が多い気がするんだよねぇ~ 肝心な真相を登場人物に説明口調で語らせたりするので、盛り上がりが削がれちゃう~ 呪いも簡単に説明されているだけなのでオカルトっぽい妖しさに欠けるから醒める~ 宝探しやロマンス歴史的史実とかの要素がもっと巧くタイミングよく絡んで、繋ぎが良かったらもっと面白くてスリリングな展開のサスペンスになったと思う。 そう思うとちょっと残念な気がします~2013/08/05
          
        viola
9
          
            ジュリエッタはこれからどうなるのか。ロミオは存在するのか。かるーい感じなのは気になりますが、何だかんだで面白かったです。歴史ミステリーロマンスという感じで、隠された事実に驚かされます。何百年も昔のシエナでのエピソードの小道具と現代との繋がり方は上手い。ただ、ちょっとラストがあっさりすぎかな~~?実在する人物を登場させていたらしく、詳しくは解説に載っています。本当に一番最初の『ロミオとジュリエット』の舞台はシエナだったんですね。2011/08/10
          
        星落秋風五丈原
5
          
            この現代パートと並行して、中世のロミオとジュリエットのロマンスが描かれますが、かなりジュリエットが気の強い女性になっています。ロミオと出会った時も、家族を殺した相手への復讐に燃えていますし、気の染まない婚約者にはとことん抵抗します。運命に流されまいとする、今までにないジュリエット像は新鮮で、現代のジュリエットが頼りない分、こちらに肩入れしたくなります。ただ、反目し合っていた姉妹がいともあっさりと和解したり、伝家の宝刀“運命”というキーワードでジュリエットの恋愛を強引に進めている気味はある。2013/04/17
          
        Betty
4
          
            なんとも肩透かし的な残念感に包まれ読了。話の軸は好きなのですが登場人物や付属部分に魅力が感じられない。深そうで浅い流れはラストも含めてお粗末さまでした。2011/06/30
          
        

              

