内容説明
黙示録の騎士たちが動き始め、最後の審判の日に現れるという奇妙な怪物たちが目撃された。地球滅亡まであと数時間。長年敵同士でやってきた悪魔のクロウリーと天使のアジラフェール。気心の知れた二人が目を見合わせて出した結論とは…?!哲学的混沌かはたまたばかばかしい冗談か?大鼓判の面白さで睡眠を奪う、ブラック・ユーモア・ファンタジー。
著者等紹介
ゲイマン,ニール[ゲイマン,ニール][Gaiman,Neil]
イギリス生まれ。アメリカン・コミック「サンドマン」の原作者としてあまりに有名。世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞など数々の文学賞を総なめにする、今、もっとも注目される作家
プラチェット,テリー[プラチェット,テリー][Pratchett,Terry]
イギリス生まれ。OBE(大英帝国勲章)叙勲のほか、カーネギー賞も受賞している人気ファンタジー・SF作家
金原瑞人[カネハラミズヒト]
岡山市生まれ。法政大学教授。翻訳家。海外作品の紹介者として不動の人気を誇る
石田文子[イシダフミコ]
大阪府生まれ。大阪大学人間科学部卒業。立命館大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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眠る山猫屋
21
後半に至って怒濤の展開、読んで良かった!アンチキリストであるアダムくん、取り違えられたせいで、ただの腕白少年へ成長中。可哀想(?)なのは守護者として送り込まれた地獄の番犬、すっかり可愛いワンコです。ハルマゲドンに向かう黙示録の四騎士(現代風)、防ぐべく駆けつける魔女と頼りない十字軍、地上を愛してしまった天使と堕天使のコンビも良い味を出してます。ブリティッシュ・アイロニーには苦戦しましたが、後半の勢いは素晴らしかった!2017/06/19
スイ
9
ドラマですごく好きだった場面が概ね原作になくて、「あれーー???」ってなったけど、この種(原作)が育ってあの花(ドラマ)が咲いたのだと思うとありがとうありがとう原作。 見事な花が咲きました。 原作者がドラマも手掛けているので、基本姿勢も一貫してるし。 子どもへの眼差しがすごく好き。 大笑いと共に、自分を縛る環境(種族だったり家系だったり)を変えることはできるよ、と背を押してくれる作品だった。2019/07/08
hal
9
ラスト、これはドラマ版の方がわかりやすくて面白かったかもしれない。それにしても、ここまで宗教ネタでおふざけやっても大丈夫な時代になったんですね。イスラム教でこれやったら、もしかして原作者の命が危ないとか?2019/06/20
詩歌
7
ゲイマンもプラチェットも好きです。英国っぽいブラック・ユーモアが効いている。映画を観たなら誰もが知ってる展開なのに、結末は!って読み急ぎたくなる。2014/05/11
AMBER
4
個人的にもっと天使と悪魔の絡みがほしかったなぁ~。そこんとこの場面を広げたら更に面白いと思うのに…。2015/06/15
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- 和書
- 危険なオペラが始まる