内容説明
アジア最大の歓楽街、新宿歌舞伎町。この街を携帯電話片手に走り回る、長身で二枚目の男。日本語、北京語、広東語、江南語を自在に操るこの男こそ、歌舞伎町の外国人ガイド第一人者、李小牧である。ヤクザを後ろ盾に、刑事を友にして、変貌を続ける歌舞伎町地下社会を驚異的なしぶとさで生き抜いてきたこの男が明らかにする真実とは―。
著者等紹介
李小牧[リシャム]
1960年8月27日、中国湖南省長沙市生まれ。幼少の頃よりバレエをはじめ、21歳まで湖南省青少年歌舞団の一員として活躍。その後、通信教育学校、文芸新聞記者、貿易会社社員などを経て88年、私費留学生として来日。新宿歌舞伎町でラブホテルの清掃員、レストラン従業員、オカマパブのウェイター、宣伝用ティッシュの配布員などさまざまなアルバイトを経験した後、歌舞伎町初の「中国人案内人」として独立、現在に至る。また、「案内人」としての顔の他に、中国のファッシヨン雑誌『時装』の特派記者、在日中国人向けの新聞『僑報』発行人など、さまざまな顔を持つ“謎の中国人”である
根本直樹[ネモトナオキ]
ライター。1967年11月13日、群馬県前橋市生まれ。週刊誌記者を経て、現在フリー。在日中国人犯罪、ヤクザ、風俗、闇金融などアンダーグラウンド分野を中心に幅広く取材・執筆活動を行う。『オフィス桃GO!』代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ひとまろ
3
キャッチではない。 ガイドだ! 彼の職業としてのプライドだ。2016/06/11
演習家康くん
2
他人の人生は面白い!ハードボイルド小説を読むように夢中になって読みました。もう10年以上前の話なんですよね。現在も案内人を勤めてらっしゃるのでしょうか?歌舞伎町という街の住人が書いた本当の歌舞伎町の本。だからと言って安易に近づいちゃいけないという。後楽そばの肉うどん、食べてみたくなりました。2013/10/09
イズム(清瀬泉夢)
2
ここに載っている話はもう10年以上前の話なので今の歌舞伎町とはちょっと違うかもしれないですが、とても面白かったです。実際自分も歌舞伎町で働く人々と面識があるので、かなりリアリティがありました。でも普通に遊ぶには、歌舞伎町はアジアでもトップクラスに楽しい街ですからね。この本に書かれているようなことはあまり一般人には馴染みのないことが多いです。とにかく、テンポよく退屈せずに楽しく読めました。2013/05/04
池太郎
1
日本にやって来た中国人のすったもんだ物語2018/07/27
まやま
0
ニューズウィークで李氏のコラムを楽しく読んでおり、どんな経歴をもっているのかと興味を持ってこの本を読んでみた。そう言えばあの頃そういうことがあったよねぇ、と当時の事件や風潮が思い出されて、なかなか面白かった。2013/02/14
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