内容説明
1966年。アメリカ大統領選挙はまさに戦争だった。次期大統領をねらうリチャード・ニクソンは、莫大な資金と新しい人材、そして新機軸の政策を必要としていた。同じ頃、文化大革命の嵐が吹き荒れる北京では、周恩来を中心とする勢力が中国の外交政策転換の必要性を痛感していた。そんなとき、ハーバード大学を卒業し、ニクソンが共同経営する法律事務所で働き始めたばかりの弁護士マシューのもとに香港のクライアントから一通の手紙が舞い込んだ…。「天安門事件」以来、再び注目を集める国際政治の切り札“チャイナ・カード”とは―。元米国大統領補佐官が米中国交回復劇を衡撃的に描く超一級の国際政治小説。