内容説明
原子レベルで物質を再構成するナノテクノロジーを確立し、不死に近い肉体や半永久的な社会システムを獲得した人類。しかし21世紀の半ば、突如その技術が暴走し地球は壊滅状態へと至る。『大転換』と呼ばれるこの出来事が起きた時から幾星霜、地球には刹那都市と呼ばれる漂流都市が出現。その都市で人々は、かつて世界を消滅させたナノテクノロジーを利用し人類の再生を図ろうとする。が、その都市も決して安住の地ではなかった。名前の如く次々と都市自体が消失してしまうのだ。その状況で生き続ける、ヤポンの魂族・ギンガは、哀しげな緑色の瞳を持つ少女と出会う。それがギンガが「殺戮王」と対峙する始まりとなった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カササギ
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大っっっっ好きな1冊。
yupo
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誰も知らないわたしの原点。ナノテクで不老不死になった理想郷が一転、崩壊しディストピアへ転じるSFを土台した東洋ファンタジーという性癖ごった煮作品。再読。モノがココロを持つというのはAIが人工的に感情を生み出すのと付喪神的発想と両方あるのかもしれない2017/07/19
みっくん
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イラストが、いのまたむつみさん。なんとなく予感はしたのですが、この時代に多いタイプのSF。うーん、あんまり区別がつかないわ。設定は面白いのですが、この作品一作なのかな。ある意味、贅沢な物語かもしれないです。2019/05/24
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