内容説明
昭和五十(一九七五)年二月創刊号から昭和五十四年七月号まで、総計五十三冊発行された探偵専門小説誌『幻影城』の編集方針の核は、歴史の中に埋もれてしまった作家・作品の再評価にあったが、懐かしい作品の再録ばかりではなく、並行して新しい探偵小説の姿も模索していった。いわば、新作と再評価のヴァランスがとれた編集内容だった。本書は、現在の本格推理ブームの延長線上にある不朽の名作の数々を再録し、本格推理の神髄を探る。
昭和五十(一九七五)年二月創刊号から昭和五十四年七月号まで、総計五十三冊発行された探偵専門小説誌『幻影城』の編集方針の核は、歴史の中に埋もれてしまった作家・作品の再評価にあったが、懐かしい作品の再録ばかりではなく、並行して新しい探偵小説の姿も模索していった。いわば、新作と再評価のヴァランスがとれた編集内容だった。本書は、現在の本格推理ブームの延長線上にある不朽の名作の数々を再録し、本格推理の神髄を探る。