内容説明
修業のために「亡者祓い」をやらされている鬼龍浩一。料金は直接鬼道衆の口座に振り込まれる。日本橋にある有名な食品会社で異変が起きはじめたのは三カ月前。役員が自殺未遂をし、部長のひとりは深夜に交通事故を起こして死んだ。激しい嫉妬、妬み、劣等感、恨み…。そういった感情が陰の気を呼び、凝り固まって亡者となる。周囲の人間を虜にして、廃人にしてしまう化物。そして連続しておこる事件。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまんちゅ
13
再読。エロスとバイオレンスに満ちた伝奇小説。ちょっと小難しい雑学的な部分もありますが、今野さんらしくサクサク読めます。巻末の著作リストを見ると、今野さんがまだ安積斑シリーズぐらいしか警察小説を書いていないころの作品ということで時代を感じますね。2019/09/22
たけお
8
今野さんのいろんなシリーズを読んでみようキャンペーンの一環で読み始めたけど、このシリーズはいいや。エロと蘊蓄が詰め込まれてるけどストーリーも文章も俺にはイマイチでした。平成6年初版ということは26年前か。今野さんの顔写真が若いわけだ。こういうのも書いてらしたんだねぇ。2020/09/14
くまんちゅ
6
想像外にエロい部分が多くてびっくり。物語の半分弱が民族学的なうんちくといった感じで、その辺りがなかなか頭に入ってきませんでした。お話の筋よりも鬼龍が出会う女性が美女ばかりだなとか余計なことに気が回ってしまいました(笑)「亡者祓い」として修行中の鬼龍が成長していく物語なのかな。エロス、伝奇、アクションなど様々な要素が詰まった作品でした。2015/08/05
mercury
1
鬼龍シリーズ第一話。主人公は鬼龍浩一。後の方になると光一。仕切り直しってことかしら。2012/06/29
まめ
1
パラレルを読んで、興味を持ったのですが、今一つでした…2012/06/24