内容説明
雨やどりで偶然、足を踏み入れた骨董屋、“弦月堂”で、元週刊誌記者白川周一郎は古びた地球儀に目をとめた。今現在の地球上の大陸と形がかなり違う。百万年未来か?一億年過去か?次々に想像力をかきたてられ、結局、正札どおりの2万円の代価を支払い、彼は奇妙な地球儀の所有者となった。奇妙な地球儀を売るにふさわしい奇妙な店、店主は奇妙な老女だった。さらに、この地球儀が自転すると知った時、彼と姪の多夢を巻きこんで、とてつもない事件が表面化しつつあった―。もう1つの地球、地球儀世界を舞台に、壮大なスケールで展開する冒険ファンタジー、第1巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かめ吉
12
読みやすくて結構楽しめました。1巻は異世界へ行く序章のようなもので、勝手に自転をする地球儀の謎や大企業の陰謀、暗躍が描かれていました。 このシリーズを書いた田中芳樹さんは今年の4月にアニメ化するアルスラーン戦記の原作を書かれた人でそちらの方にも興味が湧きました。2015/03/18
お腹ボン!
7
再読:田中先生の作品では、ちょっと年上の青年とちょっと年下の女の子がメイン+悪役大金持ちの話が結構パターン的なとこがある。今回も 頭のきれは良さそうだけど どっか頼りなさそうな叔父さんと、問題ありそうで実のとこしっかり者の姪が 不思議な地球儀を手にした事で、大企業の陰謀に巻き込まれる事になるけど、ただ巻き込まれる訳ではなくそこは・・・。全5巻の予定らしいけど、まず1巻は登場人物の紹介説明とこれから起こる不思議な冒険への旅立つ過程で、次回乞うご期待・・・みたいな。またこのパターンかと思いつつなかなか面白い。2013/05/22
洪七公
2
既読本1991/07/02
わきち@肩書きは妄想家
2
すごい久しぶりに再読。あれ、これって完結してたっけ?(笑)相馬氏がこっそり出てきてとても楽しいです。こう、同じ作者ならではの楽しみだなあ。2012/04/24
お~い
1
昔読んだ本