内容説明
福岡県久留米市に本拠を置く広域暴力団・道仁会は、九州切っての大組織を誇っていたが、より潤沢な資金源を求め、博多・中洲の繁華街への進出を狙っていた。彼らが標的として選んだのは、山口組系伊豆組であった。強大な山口組に道仁会が敢然と戦いを挑むことを決意した裏には、山口組が一和会との戦争に追われていた事実の背景があった。“伊豆組支援の余裕はない”と、道仁会は判断したのである。日本の極道戦争のなかでも比類なき激烈なヤクザ大抗争、道仁会対伊豆組の全面戦争がついに始まった―。道仁会を中心とした九州ヤクザ抗争の死闘を描く、極道バイオレンス・ドキュメント。
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