内容説明
O老人ホーム「竹の子寮」の住人たちは脳天気な老人の集団だ。ボランティアの翔子ちゃんや叡吉老人が中心になって「青い稲妻」という威勢のいいゲートボール・チームを結成しているが、まだ勝ったことがない。ホーム随一の美人お小夜さんをめぐって決闘騒ぎがあった直後、地上げ屋〈富倉商事〉のチンピラどもが、老人ホームを明け渡せ!と乗り込んできたから、さあ大変!!その上、成金趣味の老人殺害事件やら、「勝鬨橋は今でも開く」と口走っていたプッツン老人・陣兵衛の謎の失踪があいついで、ホーム内は大緊張。異色ユーモア・サスペンス小説。
-
- 和書
- 「毒親」の子どもたちへ