内容説明
1940年7月、ヨーロッパ全土をほぼ手中にしたナチスドイツは、その矛先をイギリスに向けた。だが、大英帝国の必死の抵抗により、戦いは混迷を極めた。ドイツ軍の若き撃墜王・アドルフ・ガーラントは、自軍の航空機の欠点を憂い、独自のルートで極秘情報を入手、遙か東方の国・日本において、世界最強たる戦闘機の存在を知る。ガーラントは、日独伊三国同盟を間近に控えた総統にその情報を伝え、日独相互武器援助要請へと漕ぎ着けた。一方、日本もこの要請に応え、五機の零戦と三人の撃墜王をベルリンに送る決定を下す。だが、三人の男は軍規などお構いなしの“成らず者達”だった。奇才が架空戦記に新たな生命を吹き込んだ新シリーズ、ついに登場。