内容説明
野々村省吾はワンマン社長とその三女である奔放な妻に隷従を強いられる屈辱的な日々を送っていたが、ある夜ひろみという魅力的な少女と出会いホテルで関係を持つ。ところが翌日同ホテルで熱海の旅館の女将日高晴子が死体で発見され、刑事から晴子の不倫の相手である同伴者が野々村の名を騙っていたことを知らされ、彼は驚愕する。一方、晴子が不倫の相手から置き去りにされたことで、夫の耕一は屈辱を感じながらもその男を突き止めようと決心して野々村を訪問する。唯一の証人であるひろみの変死により再び窮地にたった野々村は日高と共同戦線を張ることにした。やがて大物代義士の秘書橋口則夫の名が浮上してくるが―。