禍系図

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  • サイズ 46判/ページ数 462p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047387164
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「──お前は、器だ。」

何度となく聞かされた言葉に、毎夜どくどくと流し込まれる”穢れ”。
そう、この村は穢れている。

この村では、仏師の一族である八塚家に逆らったものは呪い殺されるという。
そんな仏師・志堂の妾となってしまった主人公・祝織は、
「穢れた地で、穢れを落とし仏を彫る」という名目のもと繰り返される陵辱に、心身を蝕まれていた。

”器”としてだけの自分の存在に、正気も生気も失いかけたある日、
友人の浩介が祟りの噂の通り、口からおびただしい数の虫を吐き出し謎の死を遂げる。
浩介の葬儀で出会った刑事の「祟りに見せかけた殺人かもしれない」という言葉に、
疑心暗鬼になりながらも協力する祝織。

揺らぎ始めた歪な日常の中で、見え隠れし始めた悍ましい歴史と、異形の存在。
生と死が弄ばれる狂気の村で、苦悶と恍惚の果てに少女は何を知る。


【目次】

内容説明

「―お前は、器だ」何度となく聞かされた言葉に毎夜どくどくと流し込まれる”穢れ。”この村では、仏師の一族・八塚家に逆らったものは祟り殺される。八塚家の妾となってしまった主人公・祝織は、「穢れた地で、穢れを落とし、仏を彫る」という名日のもと繰り返される陵辱に、心身を蝕まれていた。そんなある日、友人の浩介が口からおびただしい数の虫を吐き出し謎の死を遂げる。浩介の葬儀で出会った刑事の「祟りに見せかけた殺人かもしれない」という言葉に、疑心暗鬼になりながらも協力する祝織。揺らぎ始めた歪な日常の中で、見え始めた悍ましい歴史と、異形の存在。生と死が弄ばれる狂気の村で、苦悶と恍惚の果てに少女は何を知る。カクヨムコンテスト10〈ホラー部門〉特別賞受賞作。

著者等紹介

鋏池穏美[ツカイケヤスミ]
青森県出身。2025年「禍系図」でカクヨムコンテスト10ホラー部門特別賞を受賞。本書がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

らすかる

22
不快!ひたすら不快!これ褒めてます。因習村、呪い、祟り、蠱毒、そしてエログロ。煮詰めて煮詰めてホラー、SF、バトルが展開。分厚い1冊でしたが着地点が気になりすぎて一気読みしちゃいました。作者さんの思惑どおり、色々気持ち悪かったです!2026/05/31

沙智

5
因習村の根源にあるものが実は〇〇〇〇だったという設定は意外性があったし、忌女の体質によって過去を追体験する壮大な時間軸の構成も独創的だった。惜しむらくはキャラクターの描写が弱く、主人公と浅野はともかく他は設定と名前だけが与えられているような印象があり、頭の中で上手く人物像が浮かばなかった。460ページというホラーにしては長尺を最後まで飽きずに読ませる筆力は確かだと思うので次回作に期待したいところ。2026/06/07

ネロ

5
う、うううーん…因習村的な要素は大好物なので導入はなかなかよかったのですが、どんどん話がサイエンスしてきて内容が軽くなっていったというか…エログロが売りのようなのですが、エロはとことん肩透かしだし、グロは雑だし、セリフは軽いし、なんだか情緒が無くて萎えてしまいましたね。しゃべり言葉みたいな文章も気になってしまい…「〜が。」で終わるの多すぎてなんとかして欲しかったです。本にするとこういうところが目についちゃいますね。多分ネットで読んでたらそこまで気にならないんでしょうが。ちょっと期待し過ぎました。2026/05/20

すぴっと

1
もうひたすら、作者の手の平の上で転がされる感じでした。 土俗ホラーな感じの怖さとじっとり感で最初に心を掴まれ、その先で真相が見えて「ええっ!」となり、過去パートで描かれた真実ではひたすら理不尽な境遇に胸を締め付けられる。   その先ではまさかの胸熱な展開も。怖いもあるし、驚きもあるし、感動もカタルシスもある。本当に色んな感情を味わわせてくれる、読後の満足感がすごい作品でした。2026/05/09

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