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出版社内容情報
「ここに新たな怪獣の脅威が警告された。二次怪獣災害に注意しつつ、
油断すると新型ヒロインに心を奪われる」
―――金子修介(映画監督・平成『ガメラ』三部作)
怪獣学者の本多昭(ほんだあきら)は、“トウキョウ”と呼ばれる超巨大怪獣の死骸の、
解剖調査現場に呼ばれる――。
全長およそ210メートル、推定体重8.5万トンの巨大な検体。
そんなトウキョウの調査資料に目を通しながら、昭は「活動停止しているが… 本当に『死んでいる』のだろうか…」と疑念を抱く……。
超厚【232p】で描かれる、空想研究エンターテインメント!
◎同時発売
BEAM COMIX『解剖、幽霊、密室』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
58
死んだ怪獣を解剖するという話で、どこかで聞いたようなと思いながら読んだが、こっちは面白い。死んだ怪獣から寄生虫が出てきたり、二次怪獣が出てきたりと、死んでも恐怖の怪獣だ。さらに解剖の男だらけの現場で奮闘する主人公が魅力的。登場人物の名前も、怪獣映画が好きな人だと嬉しくなる名前ばかり。今後の展開が気になりながら、下巻へと進む。2025/04/14
Bugsy Malone
40
登場人物の名前にそそられ、しっかりとした設定に驚かされ、むむむ、これは面白いじゃないかと次巻へ!2025/04/23
niz001
6
これ、これ、こういうのが読みたかったんよ。登場人物名や固有名詞にニチャァと笑いながら読む。2025/04/23
YS-56
5
探求はどこまでも。ただ世界の全てを理解したいだけ。2025/04/19
s_s
2
綿密に練られた設定と構成が説得力を生んでいる作品。恐怖よりも好奇心を選択し、未知を既知に変えようと奮闘する女性怪獣学者が今作のメイン。怪獣の造形や発生の原因、二次災害に寄生虫、被災地や生存者にまで焦点をあてて丁寧に描いている印象。”怪獣”要素を取り入れたマンガは近年よく目にするようになったが、今作の場合は武力による脅威の鎮圧も視野に入れつつ、安全のために即刻処分するのか、防災のために解剖して研究するのか、その狭間で揺らぐ等身大の人間が描かれている。SFとそれを取り巻く要素の組み合わせが面白い。下巻も期待。2025/04/19