出版社内容情報
「ネドコ」と呼ばれる不思議な空間を通り抜け、限定的ながらもいろいろな土地へ行くことができるようになった知里は多種多様な出会いと発見を通じ、少しずつ着実に成長していく。
ある日、知里は六尺とともに異質な「ネザカイ」を発見する。辿りついた先で自らが「ネドコ」を調べ始めたきっかけである「囚われの身」の友達について語り始める六尺。
彼女の過去と「ネドコ」に懸ける想いとは――。
不思議さと怖さと優しさを併せた妖怪的世界観を紡ぐ鬼才・熊倉隆敏が描く新たなガールミーツワンダーランド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
9
☆ 御神木から離れられない「ネガカリ」と呼ばれる特殊体質の知里。外へ行きたいと願う彼女だが、「ネガカリ」がいる町にはご利益があるらしい。では、自分が外へ出てしまったら町はどうなるのか。良くしてくれる町のみんなに何か悪いことが起こるのだろうか。異世界「ネドコ」探検の先輩「六尺」さんに纏わる悲しい物語が描かれてシリアスな展開になってきた第3巻。妖怪や異世界などを魅力的に描く熊倉先生の作品なので安定の面白さ。オススメです。2025/01/04
福ノ杜きつね
2
補陀落渡海船をこういう文脈で使う感覚が生々しいというか…。元々民間信仰や怪異伝承を扱う路線が得意な作家なので不思議ではないのだが、もっとえげつない意味付けをして使っている作品を知っているので、出てきた時はゾクリとしてしまった。それはそれとして知里ちゃんは今回も可愛さ全開です。2024/12/30
みやしん
2
伏線回収巻。でもまだ決定的な明言は回避。ピンクバニーは邪道だと思います。2024/12/24
あらい/にったのひと
2
書くのが遅れましたがちゃんと金曜日に読んでいます。熊倉さんのまんがなのでひとはちゃんと死ぬし不幸になる。ただ、子供がそれを背負わないようにお話が作られてる感じがするのも熊倉さんのまんがっぽくあり、私は好きです。2024/12/20
アラキハヂメ
1
学生時代の六尺さんとイチマの正体を予感させるお話。物語が大きく動くけど、それはそれとして今回も知里が可愛くていいですね2024/12/21
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