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出版社内容情報
とある男性が、歩きタバコの火が自らの衣服に燃え移り、火だるまになり死亡した。
目撃者の証言からも事件性はなく、本件はただの事故として処理されるはずだった。
亜人の刑事・アナンが違和感に気づくまでは。
原因不明の連続焼死、住宅街のミイラ、冬に咲くヒマワリ。
報告される超常現象の裏に、"何かいる"――?
ネコ耳刑事とはぐれ者捜査官が挑む、超常のクライムサスペンス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
10
◯ 地球に隕石が落ちて西暦が終わった後の世界。国家警察のカナイと、猫耳の亜人アナンのコンビが不可解な事件を捜査するミステリアスな作品。イラスト風の絵柄で超能力者絡みの事件が描かれます。今のところ猫耳の必然性が感じられず、彼女の顔だけ絵の中で浮いている気がします。超能力という派手なものを扱っていますが、その力は万能ではなく、苦しみから生まれた制御が難しいものとして描かれます。落ち着いた雰囲気で悲しい事件ばかりが続く切ない物語。2025/07/18
にぃと
6
超能力を悪用する犯人を逮捕する痛快なだけのサスペンスとは違った、世界観やその歴史といった背景もしっかりしたサスペンスもので好きなジャンルの好きな作品がまたひとつ増えてしまった。アニメーターの方がドラマをリスペクトして描いた作品、だからなのかわからないけど独特の雰囲気や読みやすさがある。これからの展開も楽しみにしていきたい。2025/06/28
コリエル
4
Xファイルに捧げるオマージュか。作者さんも別に若くは無いが、これがテレビで放映されてブームだった頃は幼すぎた世代だろうか。確かに洋ドラの雰囲気は出ていてけっこう面白かった。元ネタたるドラマは国家的な陰謀みたいなノリにシフトして次第に支持を失ったが、この作品にはもっとライトな一話完結のテイストを期待したい。2025/06/18
gawa
2
良質なドラマシリーズのような超能力✕警察もの。ドンパチ激しくやるのではなく、乾いた絵柄と落ち着いた会話の積み重ねで静かに感情を揺さぶる。1話ごとに人物と能力が作り込まれていて、それぞれ別の読切を読んだ感覚になった。主人公たちが働く世界にもさらりと謎が仕込まれているので、今後どう明かされるのか楽しみだ。2025/08/19
緑虫@漫画
2
★★★★ 超能力犯罪を扱う警察のバディもの。ハードボイルドな展開と物語世界の設定の練り込みの深さが好み。ヨーロッパとアフリカ地域の間で戦争が起こってたり、登場人物はヨーロッパ人ばっかだけど舞台は北アフリカっぽかったり、設定の端々から剣呑なムードが漂ってるのも気になる。2025/06/25