出版社内容情報
19年目の春。今年のパレードは大規模に開催!!
パレードに向けて着々と準備を進めていく大樹の村の人々。
そんなある日、村長のヒラクは魔王からの要請で「村の外でのパレード」への参加をあっさり承諾してしまい、さらに大忙しに!
そうして開催される今年のパレードには、いろいろな者の思惑があるようで……?
内容説明
毎年春にやっているパレード。なんとドラゴンやインフェルノウルフ、デーモンスパイダーたちを引き連れて今回は、村の外のパレードにも参加!!!阿鼻叫喚の観客たちの予想外の行動。さらにはなにやら複数の陰謀が蠢いて…いても村長はいつもの村長。いつもの調子で、子供たちの成長を喜んでいた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
45
ヒラクの子供たちの成長が著しいティゼルもトラインも有能すぎる。今回は大規模なパレードが中心となって話が展開していきます。このシリーズも長く続いているため、多くの人物の思惑が交錯するようになってきました。そのあたりが楽しめるようになったことも長期シリーズの良さですね。この作品の特徴の幕間での町や村の住人が主となって書かれるショートストーリーがこの作品の世界観を更に広げることとなり、魅力を増幅させていますよ。それとキアービットとトラインは進展するのか?まだトラインも幼いですから、そのあたりは先の話ですね。2024/07/05
こも 旧柏バカ一代
26
骨の連中にアシュラと名付けられた三面で六腕で4本足のが現れた。あと、天使族が居る国では内部分裂が起きて、最大多数が村の傘下に入りたいと言い。第六村と自ら名乗ろうとするとは、、16巻の終わりにコンコン言ってた副村長も元に戻ったけど、ザブトンが冬眠から起きたら再度、コンコンが始まるらしい。しかも、その時の姿がレア過ぎてサインにプレミアムが付くとは、、魔王の国では不穏な連中が暗躍し、その旗頭に立てられた爺さんは、魔王城に入ろうとしたら村長の娘にアッサリ拘束されて、村長の実力を知ってしまう。でも、のんびりしてる。2024/07/02
SIN EIM
19
【進出&引きこもり宣言】タイジュの村が今まで外に出すことがなかった世界最強戦力がパレードでお披露目。敵愾心や被害者妄想を持つ者が示威行動とも勘違いしそうなイベントを実行。人間側も国家体制がガタガタな様子で一波乱があるか?一方、主人公がタイジュから外に出ないと、堂々の引きこもり宣言。主人公がこんなことをいうのは、異世界農家だけ(笑)最新刊に到達。次の巻が出るまでに膨大な登場人物の名前を記憶できているか心配。2024/12/21
nishiyan
13
五ノ村に新たに設けられた神社運営に頭を悩ませる村長。何とか形となり、十九年目の春を迎えて、魔王の要請を受けて大樹の村の面々が村の外でのパレードに参加する本巻。狐姿の銀狐族コンたちを愛でる村長だが村にいる妻たちにバレたら大事になるので?と思ったり…。今回は魔王国内でのパレードがメイン。ティゼルの画策に天使族のトラブルメーカーっぷりを感じざるを得ないのだが、それを阻んだのがアンの息子トラインというのはよかった。パレード中に起こった鯨王の骨騒動だが、後日談でザブトンの謎が明かされたのは興味深い。次巻が楽しみ。2024/07/13
bluets8
8
十八年目の冬から十九年目の春まで。村の内外を練り歩くパレード回。村長が村でのんびり農作業や料理、発明しているのが好きなので、パレード主体の今回はあんまり。パレードは「こんなキャラ/種族居た居た」と懐かしさと影の薄い彼等への哀愁を感じるもので、そこに面白みはあまり感じない。面白かったのはパレード後のトラインをめぐる状況。おねショタ三角関係とは業が深い。2024/07/04