出版社内容情報
「わたくしが三日以内にこの疫病を収束させたなら、陛下との賭けの条件を満たしたと考えてよろしいですか？」
ある日突然、ロレージに正体不明の疫病が広がった。
誰もが絶望するなか、エリーゼが一人、立ち上がる。
何万人もの命が失われかねない疫病の拡大を食い止め、皇帝との賭けに勝ち、皇太子妃としてではなく、自分の生きたいように生きるために。
けれど、そんな彼女の側には皇太子リンデンが。
「君を信じている」
過去の苦しみを避けるために、皇太子から目を逸らしてきた。
でもそうすればするほど、考えてしまうのは彼のことばかり。
それは皇太子も同じで――!?
「エリーゼ、君はどうしてこんなにも私の心をかき乱すんだ？」
はたしてエリーゼは疫病を収束させ、自ら望んだ人生を歩むことができるのか!?
内容説明
「わたくしが三日以内にこの疫病を収束させたなら、陛下との賭けの条件を満たしたと考えてよろしいですか？」ある日突然、ロレージに正体不明の疫病が広がった。誰もが絶望するなか、エリーゼが一人、立ち上がる。何万人もの命が失われかねない疫病の拡大を食い止め、皇帝との賭けに勝ち、皇太子妃としてではなく、自分の生きたいように生きるために。けれど、そんな彼女の側には皇太子リンデンが。「君を信じている」過去の苦しみを避けるために、皇太子から目を逸らしてきた。でもそうすればするほど、考えてしまうのは彼のことばかり。それは皇太子も同じで―！？「エリーゼ、君はどうしてこんなにも私の心をかき乱すんだ？」はたしてエリーゼは疫病を収束させ、自ら望んだ人生を歩むことができるのか！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
63
エリーゼ②2度目の人生は医師として生きたいと願う公爵家令嬢エリーゼは、功績を示せば皇太子との婚約を解消してもらえる。エリーゼは現代社会で学んだ医学の知識でペストの蔓延を未然に防いだ。ところが兄が従軍して死ぬ運命を見過ごせず、エリーゼは自ら従軍医師として戦地に赴くことになる。総司令官として皇太子リンデンは、エリーゼを守りぬくと心に誓う▽少女小説。しかし読みやすいのは何故か？と検索したら『夢を売る百貨店』(既読)も訳した人でした。テンプレも訳者がいいと違うな、しかし胸のトキメキ”トゥンク”なんてガチは初めて笑2024/11/09
陸抗
16
3度目の人生を歩むエリーゼ。皇太子妃の運命から逃れる為に前世の医師の知識を活用していたけれど、今度は次兄を救うために戦場へ。ナイチンゲールを連想するようなエピソードが挟み込まれてたのはちょっと気になったけど、皇太子とのジレジレは楽しかった。ただ、砂漠のサソリに執着されてしまって、続きが気になる。2025/03/15
はなりん
13
シリーズ２巻。前巻から大分間があいたので細かな設定が思い出せなかったのが残念。３度目の人生を歩んでいるエリーゼ。前回の記憶や前世の外科医の記憶を元に大活躍。帝都での疫病を食い止め、褒賞として前回自分のせいで戦死した次兄の代わりに従軍医として戦場に行く事に。戦場でも当然大活躍で医療面だけでなく戦術においても力を発揮し崇拝の対象になる程。リンデンとの前世の記憶によるすれ違いがもどかしい。リンデンも不器用すぎるし、エリーゼも頑なだしね。ラストは、ウワァっところで続くなので、気になる。2025/01/05
nishiyan
11
医師として歩み出したエリーゼ。前世の記憶の通りに帝都に疫病が蔓延する事態に直面するだけではなく、今回は自ら軍医として戦地に赴く決断をする本巻。戦地では野戦病院の立て直し、前世の知識を使っての敵軍の謀略を防いだりと大忙しのエリーゼ。医術と彼女の人の良さが傷ついた将兵たちの癒しであり、求心力となっているのは興味深い。ある手術をきっかけにミハイルとの仲が急接近する中でリンデンとのすれ違う展開はもどかしかった。しかし私怨交じりの砂漠のサソリこと敵将ルイに付け狙われて迎えたラストは…。次巻が楽しみ。2024/11/26
香織
4
2巻も面白かったです。mini先生の新規絵も嬉しい。続刊刊行を切に願います。打ち切りはやめてほしいですね。2024/09/20
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