出版社内容情報
無条件降伏を拒否され、首都ウィンの目前までサバト軍に攻め込まれたオースティン帝国。しかし南方での味方の奮戦により形勢は逆転、サバト軍を撤退させることに成功した。一時の猶予を得たオースティン軍は反撃のため民間からの徴兵を行い軍の立て直しを図る。その中でトウリもこれまでの功績から衛生小隊長へと昇進し、小隊を率いて先行部隊に帯同することに。しかしトウリの指揮下に集まった三人の衛生兵のうち二人は、かつての自分と同じく全く治癒魔法を使えない新人で……!?
内容説明
無条件降伏を拒否され、首都ウィンの目前までサバト軍に攻め込まれたオースティン帝国。しかし南方での味方の奮戦により形勢は逆転、サバト軍を撤退させることに成功した。一時の猶与を得たオースティン軍は反撃のため民間からの徴兵を行い軍の立て直しを図る。その中でトウリもこれまでの功績から衛生小隊長へと昇進し、小隊を率いて先行部隊に帯同することに。しかしトウリの指揮下に集まった三人の衛生兵のうち二人は、かつての自分と同じく全く治癒魔法を使えない新人で…!?次にくるライトノベル大賞 単行本部門1位!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
サバト軍に無条件降伏を拒否されたものの、南方で形勢を逆転させたオースティン帝国。軍が再編される中でトウリもこれまでの功績から衛生小隊長へと昇進する第3弾。一時の猶予を得て反撃のために軍の立て直しを図って、民間からの徴兵を行ったことで大量の新兵が入ってくることになり、小隊長として素人集団を率いて先行部隊に帯同することになったトウリ。覚悟の定まらない新兵たちを巡るエピソードは、どうするのが正解だったのかつい考えてしまうほろ苦い結末でしたけど、戦線の方は大きく動いていて、もうひとつの話の方も不穏な展開ですね…。2024/05/30
ささきち
9
あとがきでも書かれているように基本は平和な巻ではあるのだが、今まではお互いに殺し合いをしていても兵士として戦い死んでも兵士として扱われていたが最後の一線を超えた奴らは果たして人間なのか?前回ガーバックの死体をどう扱ったのか細かく書かれていたけどその残骸をサラッと出されるとやっぱり悔しくなりますよ。自分達が負けた結果道中にある村は襲われ村人は全員遊び殺されていたりとこの戦争は勝たなければいけないと全員に叩き込んできただけに平和とは?という気持ちにさせられるぜ。そんでトウリ達はガーバックが死んで小隊は解散し 2024/10/30
錢知溫 qiánzhīwēn
3
この卷の末尾の現代編での衝撃的な展開を見て闇富野やラウ・ル・クルーゼみたいな心情になってしまった…。 佐藤大輔氏とも、カルロ・ゼン氏とも違うまさきたま氏の"一家之言"に達していると思う。ところでWEB版と異なりシルフという人の動きはあまり出てきませんね。2025/03/01
osiripenpen0
3
どっぷり引き込まれた。現代パートもいいアクセントになってる。平和な回だったが塹壕戦に比べればたいていのことは平穏に感じるし、戦争末期国家に明るい材料があるはずも無し。2025/01/19
史
3
偉くなれば、人の手足が自分のものとなる。2024/07/29