出版社内容情報
叉羅国の内乱勃発の危機を防いだのも束の間、バシュルク国とムラッカ国の停戦会談が始まる。
莉杏は両国の仲介役として奔走するも交渉はまったく進まず、ついには両国の間で事件が発生!
新たな戦争の火種になりかねない事態を収めるため、莉杏は『わがまま』を言うことに!?
一方、暁月は莉杏の十四歳の誕生日を祝うため、極秘計画を進めていて――。
内容説明
叉羅国の内乱勃発の危機を防いだのも束の間、バシュルク国とムラッカ国の停戦会談が始まる。莉杏は両国の仲介役として奔走するも交渉はまったく進まず、ついには両国の間で事件が発生!新たな戦争の火種になりかねない事態を収めるため、莉杏は『わがまま』を言うことに!?一方、暁月は莉杏の十四歳の誕生日を祝うため、極秘計画を進めていて―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
叉羅国の内乱勃発の危機を防いだのも束の間、バシュルク国とムラッカ国の間で始まったものの停戦会談が全く進まず、ついには両国の間で事件が発生する第9弾。両国の仲介役として奔走する莉杏が、新たな戦争の火種になりかねない事態を収めるために言い出したささやかわがまま。一方、莉杏の十四歳の誕生日を祝うため極秘計画を進める暁月。文字通り健やかにまっすぐに着実に皇后として成長している莉杏には毎回驚かされますが、密かにそんな彼女に心揺さぶられている暁月も微笑ましくて、最後の皆に愛される彼女の誕生日もなかなか良かったですね。2024/02/26
mariann
26
9巻目。今回も頭脳戦。知恵を振り絞ってバシュルク国とムラッカ国の両方を立てながら和平を成立させることが課題。しかしムラッカ国の交渉代理人である第4王子は融通がきかない男で傲慢で‥。前回その王子から逃げていた第9王子のカシラムは代わりにムラッカ国を建て直すことができるのか?茉莉花よりわかりやすいこのシリーズ、次回でラストだそうで。もっと見ていたいと後ろ髪引かれるけど楽しみです。2024/04/03
はなりん
24
シリーズ第9弾。サーラ国で、ムラッカ国とバシュルク国の停戦協定の調停役を担う後編。次々やらかすムラッカ国に対応する莉杏達。前編で助けたムラッカ国のカシラム王子、サーラ国のルディーナ王女、ラーナシュ、バシュルク国のイルと協力しながら次回調停の日程を決め外交の成果を上げてやっと赤奏国に帰ってきた。やっぱり暁月て莉杏は一緒にいる方が安心する。旅の間に14歳の誕生日を迎えた莉杏への誕生日プレゼントを考える暁月や莉杏の気持ちを考えて動く側近達が素敵。いい国になったなぁ。次巻が最終巻だそう。2人の恋も進むかしら?2024/05/06
すがはら
18
最後に数年後の2人の様子が出てきました。雰囲気変わらず。と言うことは、今で既に溺愛カップルの完成形になっていたのでしょうか。文体が噛んで含める感じなので、時々小学校の道徳の教材でも読んでいる気分になるのですが、結構大事なことを言っていたりするので侮れません。莉杏も茉莉花に負けず優秀な女性として名を残しそうです。次で最終巻とのこと。暁月が恋を認める場面は出てくるかな。2024/03/05
リディア
12
莉杏、安定の優秀さ。茉莉花もだけど、自身で考えて成功してます。まぁお話だから当然だけど。そしてやっと14歳に。たったの1年のお話だったのか…と。次巻が最終巻だそうで、まだまだ成長を見てたいし2人のラブラブな様子も見たいんだけど、淋しいです。2024/04/28