出版社内容情報
王立学園に聖女見習いの田舎男爵の庶子アイニ・ミッコラがやってきて半年。今学園は混乱の極みにあった。貴族子息である男子生徒たちはアイニの無邪気で天然な可愛らしさに翻弄され、女子生徒たちはアイニの貴族マナーを無視した振る舞いに困惑し憤りを覚えていたからである。そんな中、巷で流行の物語になぞらえて「悪役令嬢」と呼ばれることになった三人の令嬢たちがいた。王太子の婚約者で清廉な侯爵令嬢セラフィーナ。商売で裕福な子爵家の気高き令嬢サンドラ。現宰相の侯爵家の聡明な令嬢ベルナルデッタ。いつしか学園内に不穏な空気が漂い始めた時、彼女たちがついに立ち上がる！ アイニの間違いを正し、自らの心のままに進むために。
これは三人の「悪役令嬢」たちと聖女見習いが繰り広げる、女たちの生き様をかけた戦いの記録である――。
内容説明
聖女見習いのアイニ・ミッコラがやってきて半年。男子生徒たちはアイニの無邪気で天然な可愛らしさに翻弄され、女子生徒たちはアイニの傍若無人な振る舞いに困惑していた。そんな中、巷で流行の物語になぞらえて「悪役令嬢」と呼ばれる三人の令嬢たちがいた。王太子の婚約者で清廉な侯爵令嬢セラフィーナ。商売で裕福な子爵家の気高き令嬢サンドラ。現宰相の侯爵家の聡明な令嬢ベルナルデッタ。いつしか学園内に不穏な空気が漂い始めた時、彼女たちがついに立ち上がる！アイニの間違いを正し、自らの心のままに進むために。
著者等紹介
八月八［ヤツキワカツ］
８月８日生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ホシナーたかはし
18
ネット版が面白かったので購読、かなりの加筆修正が入っていて完全版となっています。粉をかける聖女見習いも、のちに奮い立つところが、他のザマァ系とは違うところ。正確には「王太子とその婚約者はゆるがない」2023/12/05
なぎ
6
王立学園に聖女見習いがやってきて半年、天然で可愛らしい彼女に魅力を感じる男子生徒達。巻き込まれたヒロイン3人が立ち上がる。芯の強いヒロインズのおかげで楽しく読了。セラフィーナに関しては格が違い過ぎて勝負にもなってない。サンドラの思わぬ男性からのアプローチ、自ら殻を破って羽ばたいたベルナルデッタ。3人とも相手と相思相愛のようで満腹です。状況を混乱させたアイニですが、性格が悪いわけでもなく、庶民だから空気が読めないだけでした。彼女なりの正義がきちんとあって一番成長したキャラではないかと。 2023/12/09
ユキタ
4
僻地の男爵家の庶子が聖女見習いとして乗り込んできた貴族たちの学園に君臨する、メンタルつよつよ令嬢たち。その状況は巷で人気の物語に登場する悪役令嬢そっくりで、リアルと虚構の区別がつかない浅慮な学生たちが「聖女vs悪役令嬢」の空気を作り上げてしまう。面白いといえば面白い物語だったがプロットみたいで、もっと膨らませたら良かったのに……と思ってしまった。分厚いと手に取ってもらえなくなるからかな。これもファスト文化か。2024/07/13
菊地
3
「『ヒロイン』の『攻略』によって混乱する学園」「悪役令嬢もの」「婚約破棄もの」という定番のモチーフを使いながら、複数の「悪役令嬢」についてのメタを貼った物語が展開される。 「次期王妃としての矜持」を持つヒロイン、「性差によって抑圧された天才」であるヒロインなど、様々な背景を持つヒロイン達によって「揺るがない（揺るがないものを手に入れていく）」ドラマが描かれており、芯がしっかりしたストーリーラインは面白い。 「ヒロイン」についても、「悪」を押し付けるだけじゃない落としどころが良かったですね。楽しかったです。2023/12/02
ちゆ
2
王子と令嬢の絆見せつけられるとこはスカッとした マジでお花畑ちゃんやばすぎ 教育の邪魔だけしといてできんのを教育係の姉のせいにする弟くんげきむか…彼の話のとこはめちゃくちゃイライラした2023/12/23
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