出版社内容情報
行き遅れ令嬢のアルマは、悪評高いコンラート閣下との縁談を受ける。
だが評判とは違い、ただ不器用な人なのだ、と気付いたアルマは、彼と本当の意味で夫婦になれる――そう思った矢先。
魔法によって彼の感情が人格を持ってしまった!
『軟派閣下(喜び)』『眼鏡閣下(怒り)』『気弱閣下(怯え)』と次々人格が現れる中、皆がアルマに恋心を抱くようになり!?
内容説明
行き遅れ令嬢のアルマは、悪評高いコンラート閣下との縁談を受ける。だが評判とは違い、ただ不器用な人なのだ、と気づいたアルマは、彼と本当の意味で夫婦になれる―そう思った矢先。魔法によって彼の感情が人格を持ってしまった!『軟派閣下(喜び)』『眼鏡閣下(怒り)』『気弱閣下(怯え)』と次々人格が現れる中、皆がアルマに恋心を抱くようになり…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
13
弟の結婚の前にと急いで嫁いだ先は、イケメン不器用公爵閣下、と思いきや3つの人格に分裂?チャラ、メガネ、弱気のどの閣下も良くて楽しかったです。2023/11/18
bulbul
5
修道院に入るか政略結婚を受け入れるか究極の二択で選んだ先に待っていた公爵閣下は、、、普通に恋愛始まるんじゃないかと読み進めると出るわ出るわの3人格? それぞれの交流もアルマの豪快な呑みっぷりも楽しく読了。不運な環境で売れ残っていたとはいえ、残り福でしたね。不思議な蝶も神々しかった。2023/11/17
史
4
多重人格とロマンス。少しばかし盛り上がりの始まりが強引に思えた(不敬罪というかなんというか……)。しかしながら抑止された感情にきちんとドラマがあるのは味がある。夫婦というのはお互いがお互いを補う形というのも素敵かな。まあほどほどに楽しめます。悪くない。2024/02/07
色素薄い系
4
コンセプトが負けヒーローを作らない、だったようなのでそれぞれ違った魅力があって良かったんじゃないでしょうか。ラスボスに関してはなんかずっと違和感あったから明かされてもへぇ…という感じだったし小物感が……アルマのお酒大好きというのはちょっと珍しい要素だったと思う。昆虫好きでもあったからこそ「擬態」「変態」の言葉がうまく使われていたな、と思う。2023/11/22
よっしー
0
個々の陛下がそれぞれ魅力的なのは確かだけど、最後はなんかちょっと…ねえ。個人的にはいまいち納得いかないわ。2024/07/20