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出版社内容情報
【あらすじ】
両親を亡くした少年・橘 夏樹(たちばな・なつき)は、
スペイン人の叔母・アルバとともに暮らすため、
古都・グラナダに引っ越してきた。
ヨーロッパ屈指の観光地・アルハンブラ宮殿を訪れたり、
日本と違うクリスマスを体験したり。
異国で過ごす日々のなかで、
夏樹は、家族のこと、故郷のこと、そして将来のことに思いを馳せる――。
日本から1万1000キロメートル離れた異国にて。
季節はひと巡りし、少年はすこし大人になった。
穏やかで優しい筆致で描かれるスペイン古都暮らしコミック、
新たな旅立ちを祝う、完結巻です。
【作家情報】
福浪優子(ふくなみ・ゆうこ)
ハルタ・コミックグランプリ出身。2019年秋「ノウゼンカズラの家」でデビュー。
やわらかい筆致と美しい画面作りを武器に、日常の煌めく一瞬を切り取る。
本作『あかねさす柘榴の都』が初連載作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぴん
21
全3巻通読。しみじみといいお話だったなぁ。グラナダは柘榴の街だったのね。過度に干渉するわけでもなく放置するわけでもなく、夏樹を家族として、1人の人間として扱ってくれるアルバや、アパートの面々との距離感が絶妙。夏樹が日本を嫌いにならずにいさせてくれた友達は偉大だわ。何度も読み返したい漫画になった。2025/02/13
へへろ~本舗
7
なんとスペインのクリスマスは12/24〜1/6迄をいうそうな…長い!完結巻。どこか旅したくなるような、読んでる間共にスペインでの生活を楽しめるそんな異国情緒溢れる大好きな本でした。2023/07/20
ミキ
5
ナツはスペインで暮らす決意をしたんだね。2025/01/23
紙飛行機
4
わー終わっちゃったぁ。もう少しこの世界に浸っていたかった。物語とて時間は進みます。 夏のアンダルシアには雲がないって。今この時に読めて良かった。ナツがグラダナの空の下自らの足で歩いていく。2023/07/23
なが
4
3巻もとてもよかった。自転車で出掛けた先の破れたポスターとか、切りすぎた前髪のごまかし方とか、宮殿の壮麗さとか、水や木の気配を感じたときとか、誤解が解けたときとか、大きなものからふとしたものまで、感情が動くときの描写や、美しいものの描写がものすごくいい。もっともっと読んでいたかったけど最終巻。皆それぞれの道を歩くところも爽やかでいい。またこの作者さんの漫画を読みたい。2023/07/17