出版社内容情報
バスタードソードは中途半端な長さの剣だ。ショートソードと比べると幾分長く、細かい取り回しに苦労する。ロングソードと比較すればそのリーチはやや物足りず、打ち合いで勝つことは難しい。何でもできて、何にもできない。そんな中途半端なバスタードソードを愛用する俺、おっさんギルドマンのモングレルには夢があった。それは平和にだらだら生きること。やろうと思えばギフトを使って強い魔物も倒せるし、現代知識でこの異世界を一変させることさえできるだろう。だけど俺はそうしない。ギルドで適当に働き、料理や釣りに勤しみ……時に人の役に立てれば、それで充分なのさ。これは中途半端な適当男の、あまり冒険しない冒険譚。
内容説明
バスタードソードは中途半端な長さの剣だ。ショートソードと比べると幾分長く、細かい取り回しに苦労する。ロングソードと比較すればそのリーチはやや物足りず、打ち合いで勝つことは難しい。何でもできて、何にもできない。そんな中途半端なバスタードソードを愛用する俺、おっさんギルドマンのモングレルには夢があった。それは平和にだらだら生きること。やろうと思えばギフトを使って強い魔物も倒せるし、現代知識でこの異世界を一変させることさえできるだろう。だけど俺はそうしない。ギルドで適当に働き、料理や釣りに勤しみ…時に人の役に立てれば、それで充分なのさ。これは中途半端な適当男の、あまり冒険しない冒険譚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
22
転生して、色々と達観したアラサー冒険者が主人公。産まれたら謎言語で周りが何言ってるのかわらからない状態で、必死に覚えていたら戦争で所属していた国の軍に食糧を根こそぎ奪われ。直後に敵国に村を焼かれて家族を失い孤児となってしまう。しかも彼は戦争している国の混血児だから差別もされる。それでも持ち前の能力で生活費を稼いで実績を積んでいたら、、本来ならシルバーに昇格出来るのに、ブロンズに居座るギルドマンになっていた。シルバーになったら義務の徴兵されて差別的な貴族に激戦区の最前線に送られてしまうと頑なに昇格しない。2024/02/27
八岐
8
★★★★☆ モングレルさんが面白おじさん過ぎる! 昨今スローライフものってありますけど、このモングレルほどのんびり無理せず楽しく毎日を過ごすスローライフやってる人見た事ないんですよね。程よく働き程よく遊び程よく趣味に生きる。基本ソロで活動してるんだけど、友達も多いし後輩への面倒見も良いし、割と交友関係広いんですよね。実は強いんだけど、その強さを見せる場面は殆どなく、変な武器を買ったり道具を自作したり料理に凝ったり、とほんと自由に毎日楽しそう。どこか抜けてて愛嬌あって、見てるのが楽しい面白おじさんなのである2023/06/01
nas
7
面白い。ほぼスローライフオンリーで話としてはほぼ進んでないと言っていいと思うけどセンスが好きだなこれ。ずっと読んでられる気がする2024/01/21
山のトンネル
7
ほのぼの中堅冒険者の日常2023/12/18
爺
6
すっごく日常! なんかのんびり読んでしまう。けっこう新感覚かも。2024/03/20