出版社内容情報
王弟殿下のテオフィルスに真っ直ぐな想いを寄せられ絆されそうになるも、持ち前の冷静さで立て直した聖女セルマ。
しかしテオの求愛は天井知らずで――!
そんななか、テオの兄ティグニス陛下が神殿を訪れる。
一目で二人の関係を見抜いたティグニスは「あの女はやめておけ」とテオに釘を刺すのだが、一方でテオとセルマに王都に来るよう命じ……!?
内容説明
王弟殿下のテオフィルスに真っ直ぐな想いを寄せられ絆されそうになるも、持ち前の冷静さで立て直した聖女セルマ。しかしテオの求愛は天井知らずで―!そんななか、テオの兄ティグニス陛下が神殿を訪れる。一目で二人の関係を見抜いたティグニスは「あの女はやめておけ」とテオに釘を刺すのだが、一方でテオとセルマに王都に来るよう命じ…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
23
一巻最後で両思いなのを自覚したのに中々素直になれない主人公。テオは完全にアホの子になってますが、まぉ、一巻からアホの子ではあったなと。ようやく素直になって婚約まで受け入れましたが、続きは出るんですかね?しかし、悪魔。一般人には脅威なんでしょうが、あまりに弱いような。戦うのはおまけだから良いんですけど2024/04/14
nishiyan
10
テオへの想いを自覚したものの持ち前の冷静さで聖女の務めを全うするセルマ。神殿を訪れたテオの兄ティグニス国王から不吉な予言を当てていく黒聖女の話を聞き、調査も含めてテオと二人で王都へ赴くことになる本巻。輔祭としても王族としても中途半端になっていたテオの今後がようやく定まったといえる内容。黒聖女事件を通じて、ただ攻めるだけでなく全幅の信頼を置いているからこその行動に彼の成長が感じられた。そんな変化にセルマも…というのもよかった。そして互いに想いを打ち明け合った二人。どんな挙式となるのか。続きがぜひ読みたい。2023/04/17
史
5
殿下は聖女を愛している。聖女は殿下を好き好き好き好き大好き。そんな二人で格の違いを見せつけた。2023/06/12
にゃお
4
セルマの観察眼と推理力による予知、予言めいたものがいつもすっきりとまとまっていて素晴らしい。殿下と聖女がようやく収まるところに収まった!2023/12/10
色素薄い系
3
気持ちを自覚したけど素直になれないという点はセルマの可愛い点ではないでしょうか。無自覚鈍感ヒロインよりよほどいい。今回もセルマの分析能力が際立っていたと思いますし状況判断能力もかなり高いですよね。強いヒロインなのにヒーローに時々テンパるのいいと思います。セルマもやっと自分の気持ちを伝えられて婚約まで行ったけど結婚するまで見てみたい気もする。でも区切りとしては付いているからここまででもいいかなという気持ちも…2025/01/09