出版社内容情報
花娘として一躍時の人となった茉莉花に、珀陽はご褒美として運河建設予定地の視察の仕事を与える。
ところが視察先には『夜に通ると呪われる』という噂のある森が……!?
茉莉花は不安を抱えながらも【骨董品盗難事件】【妓楼のねずみ捜し】【仮母の追い出し計画】という視察に関係のない人助けばかりをしてしまうが、そこで監査中の翔景と遭遇し……!?
内容説明
花娘として一躍時の人となった茉莉花に、珀陽はご褒美として運河建設予定地の視察の仕事を与える。ところが視察先には『夜に通ると呪われる』という噂のある森が…!?茉莉花は不安を抱えながらも“骨董品盗難事件”“妓楼のねずみ捜し”“仮母の追い出し計画”という視察に関係のない人助けばかりをしてしまうが、そこで監査中の翔景と遭遇し…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
49
新刊。茉莉花、珍しく(?)国内調査。運河調査、賄賂調査、妓楼調査、村&犯罪調査…と渦中はなかなか難題続きに感じるけれど、珀陽的にはご褒美らしい(笑。分からなくもない)。恋等々に特に進展はないけど、また史書には残らない伝説を作り上げちゃった感?そして茉莉花、まさかのあそこに…!出世女性官吏(女性に限らずか)は、きっと一度は通る途なんだろうな…茉莉花の悪意なき腹黒さに、ますます磨きがかかる予感。笑2023/03/19
よっち
39
花娘として一躍時の人となった茉莉花に与えられた首都の商工会の改革。そんな頑張った彼女に珀陽がご褒美として運河建設予定地の視察の仕事を与える第十四弾。立ち聞きしていた翔景を計画に巻き込んだ茉莉花が視察に向かった先で聞く『夜に通ると呪われる』という噂の森。そして骨董品盗難事件、妓楼のねずみ捜し、仮母の追い出し計画といった、視察に直接関係ない人助けをしてゆく中で茉莉花が手繰り寄せた大きな事件と、そこで見出したエグい解決方法。お友達辞めたい宣言の春雪には笑いましたが、茉莉花もいろいろ巻き込まれて大変ですね(苦笑)2023/04/11
mariann
29
今回はサクサク読めて楽しかった。茉莉花、人に親切をしましょうの回(笑)。そしてラストの急展開。おやまぁ。まだまだ続きそうで嬉しい。2023/11/16
すがはら
29
茉莉花は立派に天然の高利貸しになった模様。珀陽は何を開花させてしまったのか。目的のために淡々と人を追い込む姿を見ていると、今後どうか国が平穏であって欲しいと願いたくなります。茉莉花の暗躍を知ってる人達は皆、この人とは敵対したくないって思ってるだろうな。2023/05/06
はなりん
26
普通の官吏の仕事として、運河を建設する州視察に行くことになった茉莉花。州牧に賄賂をもらっている疑惑と運河を通す予定の村の様子や、州軍の動き、街の商工会のお願い、様々な事柄が、繋がっていく。監査に来ていた翔景と偶然合って合流。二人のコンビが安心感ある。次からは御史台へ異動してのお話。部署は何処でも余り変わらないかな笑。2023/08/19